【ザ・マインドマップ】本を読んだレビューと使い方【読書メモ】としての最適解となるか?

2019年9月8日思考のデザイン

マインドマップの全体像

マインドマップってご存知でしょうか?

僕は数年前に、デザインのスクールで知りました。

しかしながら、厳密に教わった訳でもなく、グループ毎のアイディア出しで使ってみた程度の知識だったんですよね。

従って、その頃はまだマインドマップの手法が、自分の習慣には上手く馴染まなかったんですよ。

暫くは、全く使い熟せないまま、記憶の片隅に追いやられていました。

最近になって、読書メモとしての最適解が、マインドマップなんじゃないか?っていう仮説が立ったので、意識的に使うようにしています。

ただ、結局は我流仕込みの為、やってみた結果、「なんか違う」っていう違和感だけが残ってしまう。

そこで、正しいマインドマップの使い方を再認識する為に、マインドマップ提唱者であるトニー・ブザンの著書【ザ・マインドマップ】を参考にしてみた次第です。

今回の記事では、忘れない読書術として使えるように、マインドマップのポイントをまとめています。

マインドマップは記憶力向上にメリットがある?

さて、トニー・ブザンの【ザ・マインドマップ】は、文字通り、マインドマップの本なんですが。

最初の50ページは、近代の脳研究や、脳の思考過程、従来のノートの取り方の弊害について、ピックアップされています。この時点で、結構面白い。

以下はその一例です。

神経生理学の研究によると、毎秒10項目のデータ(各項目は簡単な言葉かイメージ)を100年間、脳に送り込んだとしても、脳の記憶容量の10分の1も使われないという。

出典:ザ・マインドマップ/トニー・ブザン /48p

で、知らない人からすれば、そもそもマインドマップって何なん?って話ですよね。

端的に言えば、マインドマップってのは、放射思考で表したものです。

紙の中心に主題を置いて、そこからブランチと呼ばれる枝を伸ばしていく。

これを繰り返して、脳内の情報をマッピングするようなイメージです。

  1. セントラルイメージ
  2. メインブランチ
  3. サブブランチ
  4. 更に深い階層へと続く

セントラルイメージ→メインブランチ→サブブランチ

マインドマップは、このように、中心から広がる放射状の階層構造になっています。

イメージとイメージを繋ぐブランチ(枝)は、イメージを保管する為の【部屋】の役割を果たしてる訳です。

なんで階層構造が良いのかっていうと、情報を階層的に序列化させる方が、記憶する際に有効だからです。

これは1969年に、心理学者が行った記憶力についての研究実験によって、実証されています。

例えば

  1. 楽器という単語を最上位の階層に置いて→
  2. そこから弦楽器や打楽器
  3. 更にヴァイオリン、ビオラ、チェロ。

みたいに整理したグループと、無作為に言葉を並べたグループとの比較をする訳です。

で、階層化させた情報をインプットした方が、やっぱり記憶を思い出しやすいという事がわかったんですね。

この事からも、情報の整理という意味でも、記憶術という意味でも、マインドマップは有効って事なんです。

マインドマップってなんか気持ち悪いよね

いや、マインドマップを見た時の最初の印象って、「なんかウネウネしてて気持ち悪いな」ってのが正直なところだったんですよね。

ぱっと見、美しいとは思えなくて。どちらかと言えば、ブランチの曲線が不気味さを助長させてます。

疑問だったのが、何で敢えてブランチをウネらすの?っていう不思議ですよ。

そのウネりへの抵抗があって、なんとなく直線でブランチ描いてたんですよね。

でもどうやら、その有機的なウネりこそが、脳的には良いって事が後々判明しました。

マインドマップは中心から枝(ブランチ)を伸ばし、曲線、シンボル、ことば、色、イメージ(絵)を使って広がっていく。そこには、葉脈木の枝のような、有機的な構造が映し出されているのである。

また、この構造は顕微鏡で見たときの無数のシナプスや、脳細胞のつながりにも似ている。

人間と同じように、自然界も常に変化と再生を繰り返してあり、わたしたちと同じような伝達のしくみを持っている。その自然のしくみの有効性を生かした思考ツールがマインドマップなのである。

出典:ザ・マインドマップ/トニー・ブザン

要するに、ネイチャーな思考ツールだったって訳だね。

それ…マインドマップではなくてクラスタリングかもよ?

クラスタリング

マインドマップをやってみて、「なんか違うな」って感じる場合、マインドマップではなく、クラスタリングとか、スパイダー・ダイヤグラムと呼ばれる構造のものを書いてる可能性が高いです。

正に、僕がやってたのはこれです。

マインドマップではないマインドマップ。つまり、クラスタリングになってしまうと、混乱退屈無秩序な思考を招き易いんだとか。

どうりで、まとめたにも拘らず、読み返す気にもならなかった訳だ。

じゃあ、どうすれば正しいマインドマップが書けるのか?

脳はイメージ(絵)と色に反応する

アメリカでは【1つの絵は1000の言葉に値する】っていう諺があるようです。

日本的に言えば、【百聞は一見に如かず】ってところでしょうか。

人が何かを考えるときに使うものって、言葉ですよね。

でも言葉の奥にあるものって、実はイメージだったりします。

その点に於いて、マインドマップは、言葉だけではなくイメージ(絵)を使う事に意味があります。

トニー・ブザンが言うには

言葉と色という、それぞれをつかさどる脳半球が異なる2つの機能を併用するだけで、わたしのノートの取り方が一変したのだ。

出典:ザ・マインドマップ/トニー・ブザン

って事なんですけど、つまり、色んな要素を併用する事で、脳を多角的に刺激できるって事ですよね。

その為に、必要となる要素が

  • 視覚的リズムやパターン
  • イメージ(絵)
  • ゲシュタルト

だったりする訳です。

人間の脳は、様々な部位や知的機能が別々に使われるより、お互いが調和して機能した方が、より効果的で効率的に働くという事だ。

出典:ザ・マインドマップ/トニー・ブザン

正しいマインドマップを描く10のヒント

【ザ・マインドマップ】の本文中には、マインドマップ作成の10のヒントという項目があったので、先ずそれを挙げてみます。

  1. マインドマップに適した紙とペンを使う
  2. 脳の働きに従って、中心から外側に向けてブランチを広げる
  3. 強調する
  4. キーワードとキーイメージを使う
  5. つなげる
  6. 楽しむ
  7. 模写する
  8. ばかげたアイディアもかきとめる
  9. 作業環境を整える
  10. 記憶に残るようにする

この中で、個人的に重要だと思う項目は、8の【ばかげたアイディアもかきとめる】だと考えています。

何故なら、マインドマップに限らず、絵を描く時もギターを弾く時も、遊び心が大切だと感じているからです。

僕は、遊び心が無いなら絵を描く意味は無いとすら考えています。

何をするにも、完璧主義は弊害ばっかり呼び込むんです。

参照記事:【完璧主義】は有害!肩の力を抜いて【質よりも量】を取る理由

まとめると、なるべくデカい紙に、曲線を使って、カラフルに描く。

これで、読書メモとして機能するマインドマップに、近付ける筈。

次回はもう少し踏み込んだルールや、注意点についてまとめてみます。

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mikio
以上、mikioでした。ありがとうございました。
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