落合陽一と武田邦彦の睡眠方法から学ぶ!自分に合った【睡眠時間】を再考
この記事では、自分の睡眠時間の最適解を、改めて考えてもらえたらな。と思いながら綴ってます。
人生の3分の1は寝てる
多少の個人差はあれど、人は人生の3分の1の時間を睡眠に費やします。
って事はですよ。眠らない事が出来れば、寿命が3分の1伸びるとも言えますよね。
だって人生100歳まで生きたとしたら、30年位は眠ってる事になりますからね。
30年あったら、もっと色んな事出来ますよね。
仮にやりたい事を全部やろうとしたら、人間の平均寿命じゃ足りない!
とは言え、そんなのは絵空事。
寝ない、なんて事は不可能です。短絡です。人体をナメてます。わかってます。思っただけです。すいません。シロイルカにもなれません。
シロイルカは半球睡眠方法と云って、半分の脳だけ休ませる事が出来る。片目だけ寝てる状態です。
人間にもそんな、起きながら眠るような事が出来るなら、例えば、左脳は眠らせてるから今は絵を描こう。右脳は眠らせてるから今はブログを書こう。みたいに、24時間面白い事が出来るのにね。#睡眠
— mikio@漫画家のなり損ない (@mikio_96) 2018年10月7日
人はどのくらい起きていられるのか?
ラットの断民実験では、24時間ぶっ通しで覚醒させ続けると、3週間以内に死に至る事が明らかになっています。
死因は体温の低下や、免疫力低下による感染症等、複合的なものとされています。
因みに、人間の不眠世界記録は11日間(264時間)です。
これは、西暦1964年にアメリカのサンディエゴで、高校生のランディ・ガードナーが樹立したものです。
実際、それ以上の連続覚醒記録はあったとされますが、人体へ及ぼす影響が危険過ぎる為、ギネスとしての記録は、これで打ち切りとなっています。
人は眠らないとどうなるのか?
上記の連続覚醒記録の過程では、記憶障害や幻覚、左右の眼球がバラバラに動き出すなど、明らかな異変が起こりました。
以上の事からも、睡眠が動物にとって、如何に必要なものであるかが、改めて窺い知る事が出来ます。
これだけ人体に、重要な要素として組み込まれている睡眠ですが、未だに解明されていない部分が多いです。
ただ少なくとも、脳が何かバランスを取る為のメンテナンスを、自動でしているって事は、推察出来ますよね。
例え、意思としては「起きていたい」って思ってみても、24時間も起きていれば、体は「眠りたい」って自分に伝え始めるのだから、そこからの覚醒はもう、自分の声を無視するネグレクトであり、自分が自分に手を掛ける拷問の域となります。
ラピュタで言うところの、龍の巣に引き摺り込まれそうになってる、タイガーモス号の船内で、じっちゃんと呼ばれる老技師に、ずーっと、「エンジンが燃えちゃうよ!!」って言われ続けるようなもんです。
人間の脳にはきっと、勉三さんみたいなメガネを掛けてて、口髭が左右に爆発してるジジイが、日夜、脳内のメンテナンスをしているに違い無い。
微睡みの中で漂う心地良さ
さて、此処で質問です。
あなたは嫌な事があったらどうしてますか?
うさぎのぬいぐるみを殴る、とかですか?
僕はとにかく寝るようにしてます。
寝たら少し軽くなるんですよ。忘れるからなのかなぁ。
少なくとも、寝れば、取り敢えず感情を過去に出来ますからね
僕の場合、20代前半の頃は何故だか、眠くて仕方がなかったです。
嫁さんに出会った頃に言われたのが、「繊細過ぎる」ってセンテンスです。
確かに些細な事で傷付くし、よく「ごめん」って言ってた記憶があります。
だからなのか、常に憂鬱でしたね。
今じゃ考えられないですが、10年前はそんな感じでした。
坂本真綾のコンセプトミニアルバム、30minutes night flightを聴きながら眠りに着くような男ですよ。
だから、娘が寝る前に必ず「お話して」って言う気持ちが、なんとなく解るんですよね。
まぁそんな奴じゃなきゃ、漫画描いたり、ギター弾いたりはしないですよね。
今となっては、良いのか悪いのか、随分色んな事が雑になりました。
僕の見解としては、雑になる事と強くなる事は相関するんじゃないかって気がします。
色々と鈍化するって意味に於いては。
僕の勝手な仮説の一つに、【メンタル弱い人は睡眠時間が長いんでないか説】があります。
僕の会って来た人で、メンタル弱いなーと感じる人って、話を聞いてると、必要以上に寝てる人が多い印象なんですよね。
従って、何か、相関するものがあるんでないかと。
レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)
哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類、なんなら恐竜まで、みんな眠る事が解っています。
これらは、複雑な神経系を持っているからだと言われています。
ところが、神経系が全く無い微生物にまで、それに似た状態があります。活動と不活動の周期が、体内時計によって調節されているのです。
そんな動物の一種、人間に必要な要素としても、組み込まれている謎のシステム、睡眠。
でも明らかなのは、一定の周期で、2つの状態を取るようになってるって事。
それは何かと言うと、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)です。
参照書籍は以下です。
急速眼球運動って聞いた事ありませんか?
これは、睡眠中にもかかわらず、脳だけが覚醒しているかのような活動を取ります。
眼球が左右に揺れ動きますが、筋肉は麻痺しているので、夢を見ながら、体が動き出さないようにする為です。
この時にこそ、人は夢を見る。
つまり、基本的に人は、レムってる時に夢を見るって事です。
じゃあ例えば、夢遊病って、レム睡眠の時に筋肉の制限が上手く利かずに、体が動き出してしまうからなのかな?とか思ったんですが、これが、深い眠りの時、ノンレム睡眠の時に起きる現象なんだそうで。
そう、単純な話ではなさそうですよ。
夢で明確に覚えているものってなんだろうかと思い返すと、僕は子供の頃に、風邪を引くと決まって見ていた夢がありました。
夢の中の人物が、高速で動き回る夢です。
それで最後は、必ずインディージョーンズみたいにデッカい岩に追い掛けられて目を覚ます。そんな夢。
あなたも子供の頃に程、緊張感のある夢を見ませんでしたか?
これについてはどうやら、脳が夢を使って、人が現実世界で遭遇する危険を想定して、シュミレーションしてるみたいですよ。
つまり、僕はデッカい岩に追い掛けられても、逃げ切れます!
落合陽一と武田邦彦の興味深い睡眠法を紹介
話を聞いていて、面白いなーと思った人の睡眠方法の見解を、以下に引用しました。
落合陽一の睡眠
彼の睡眠は独特で
3時間くらい家で寝て、あとは移動中に寝るのが一番(45分×2)
出典:SWITCHインタビュー 達人達/落合陽一
と発言していました。
人間て、睡眠時間を分ければ分ける程、トータルが少なくて済む。
電球を発明する前の人類は、暗くなったら寝て、夜明けのタイミングで起きて、その後二度寝して朝になる。
人類、2回か3回寝るのは、わりと向いてるんですよ。
これは科学的かどうかは知らないけど、僕の体にも3回寝るのは向いてる。
出典:SWITCHインタビュー 達人達/落合陽一
この発言から、落合陽一(敬称略)は少なくとも、ショートスリーパーっぽいですよね。
シエスタ導入すれば、働き方改革はなんとかなると、シエスタを推奨しています。
シエスタとは?
昼寝。スペイン・イタリアなどラテン系の国の風習をいう。
出典:デジタル大辞泉
確かに、仮眠が可能な職場なら、30分くらい横になる事を義務化してしまえば、仕事のパフォーマンス上がるだろうなと思います。
しかし睡眠の分割、と云う発想は面白いですよね。
でも、2度寝は脳を鈍らすって、何処かで聞いた記憶があるので、その辺はどうなんでしょう?気になります。
武田邦彦の睡眠
武田邦彦(敬称略)は、25年間以上、不眠症に悩まされていたそうです。
しかし、勉強の末、寝れなくても7、8時間、横になっていれば平気だという結論に、辿り着いたようです。
睡眠の目的は2つあります。
- 頭の整理に費やす時間
- 老廃物を処理する時間
つまり、意識を失う時間と、安静にしている時間ですね。
腎臓とか肝臓とかが、処理しきれなくなって、日中帯に蓄積した老廃物が、所謂【疲れ】になります。
個人の回復力にも依りますが、これを処理し切る為に、要する時間が最低4時間半。
これは、老廃物を増やさない状態、つまり、安静状態が前提です。
そして、脳を休める時間が、最低2時間半。
これを合わせると、4時間半〜7時間の間が、適切な睡眠時間という事です。
脳の処理と、体の処理を同時に出来るのであれば、4時間半でメンテナンス完了って話。
僕の場合も、徹夜した次の日なんかは、最低4時間は寝ないと、その後意識が飛びそうになります。
従って、自分にとっての睡眠時間の最低ラインってのも、4時間前後なんじゃないかと仮定しています。
詳細は、以下の解説を聞いてみて下さい。
自分に合った【睡眠時間】を見極めよう!【回復】を取るべきか?寝る時間を削って【可処分時間】を取るべきか?
この選択に、よく悩みます。
少しでも、自分をアップデートしたいなら、起きているに越した事は無い。
使える時間が、伸びる訳ですから。
ただそこは、消耗と回復のトレードオフなもんで。
仮に上手くいけば、寝てたらこの部分は更新出来てなかったなと、思えるような正しい結果を得られるけど。
この見極めが出来ないと、「寝といた方がマシだった」って事に、なりかねない。
無闇矢鱈に、寝ないで人よりも努力すればいい、ってもんでも無いんですよね。
無理に起きていても、ぼーっとするだけで、却って効率が悪いからです。
つまり、睡眠時間を削るのにも、自分の状態との相談が要る。
前に進もうと思ったら、変わろうと思ったら、命削って当然です。
人と同じ事をやってたら、その他大勢の中に収まって終わりですから。
この脳の点検とか、老廃物のバランスとか、この辺を自覚的に捉える事が出来れば、いい結果を残す可能性を高められますね。