【学習速度が遅い原因とは?】理解スピードの遅い凡人がその理由を考察
【理解する】と云う実感のプロセスは、もしかしたらゾンビのようなものなのかもしれない。
自分の理解スピードの遅さに、どんな因果があるのか。
ずっと気になっていたんですよ。
そこで、自分の理解してゆくメカニズムを考察していたら
「あ、ゾンビか!ゾンビだ!」とか思い至った次第です。
【既知から未知へのアプローチ】挟んだり噛みついたり
オセロなんかもゾンビと似てますね。
ゾンビとオセロ。この2つの概念には共通項があります。
拡張していくと関連付ける事です。
つまり、繋げていく事。
点在している点と点が、線になる。
延いてはそれが面になる事で、理解の領域が広がる。
情報収集ってのは、点を増やす事だ。
その点が、線になったり、面になったりするのを待ちながら、また点を増やす。
すると生活の何かを切っ掛けに、自分の実感と、知識の点が、ニュートンのリンゴみたいに、バキーン!と繋がる。
問いへの緊張が前提にあれば、線や面、立体になる事に偶然気付ける。
— mikio@漫画家のなり損ない (@mikio_96) 2019年3月2日
やった事の無い何かを始めようとする時。(誰にでも最初はありますね)
知識ゼロの黎明期に於いて、この初期段階でのデフォルトの状態を、オセロとか、ゾンビで定義するとしたら。
例えば、オセロであれば黒でも白でもどちらでも良いが、此処では黒一粒の状態とし。
ゾンビならゾンビ1人とする。
これらを自分の知っている事や、理解している事。
つまり、既知に置き換えてみる訳です。
そこからは1つの既知をベースに、オセロなら先ず、白である未知に接近し、どうにかして未知をもう1つの既知で挟み込むようにする訳です。
それで晴れて、白は黒に、未知は既知になる。
ゾンビであれば、クリアな人間である未知に対して、既知であるゾンビが「あぁぁぁ」とか言いながら噛み付く事で、晴れて人間はゾンビになってゆく。
つまり、未知は既知になってゆく。
何が言いたいのかと云うと、既知である領域が広ければ広い程、理解スピードはその分速くなってゆくし、狭ければ狭い程に、それだけ理解するまでに時間が掛かる。
そりゃゾンビの分母が多ければ多い程、感染が拡大するスピードも早いですよね。
この基礎知識としての既知の多寡(多い少ない)が、当人の理解スピードを左右し、未知へのアプローチに対する一端を担っているのではないかと。
つまり、レバレッジが効いてくると。
そんな仮説(イメージ)が浮かんだ訳です。
例えば、この記事を見ると少し救いになります。
やはり、なんらかの思考癖に依存する部分はありそうですね。
未知の概念は、自分の既知とのやり取りによってその輪郭が形成されていく
デフォルトでの既知の領域が狭ければ、それだけ一々躓く数は多くなり、理解スピードは遅くなります。
例えば子供は既知を持っていません。
仮に持っていても、その領域は狭く、少ない。
だから認識に未知が飛び込んで来ても、理解に繋げられる既知が無いのです。
これは別に子供に限らず、僕のように小学生時代、中学生時代、高校生時代と、授業中はラクガキばっかりして、それ以外はアホみたいに校庭を走り続けた結果が、この仕上がりになると云う事です。
この仕上がりとはつまり、どういう事かと云うと。
僕はデザインに対して、基礎的な既知を持っていない。
子供と近しい状態にあると。こういう訳です。
そういう意味では、漫画を描く事が、勉強しなくてもいい免罪符になってしまっていた部分は、自分にとって残念な思い込みでした。
じゃあどうすんの?って話ですが、子供には好奇心が有るし、デフォルトでドーパミンの値が高いので、それをカバー出来る。
そしてそれを問う力が有る。意欲がある。つまり、好奇心ですね。
6歳までの時期は、大人の20倍の速度で成長するって、与沢翼(敬称略)が言ってました。
大人もそこは大きな変わりはなくて、モチベーションを切らさずに、基礎を徹底的に固めるしか無いですよね。
WEBデザインに対する自分の既知
WEBデザインと云う名の、未開の荒野。
その入り口に立った時、知りたい事や覚える必要のある事が急激に膨大に増えました。
逆に、それ程に何も知らなかったし、何も解ってなかったって事です。
WEBデザイン自体が、多様な知識と技術を要する、ジェネラルな行為だったんですよね。
例えば以下に、具体例を列挙してみますと。
- IT系リテラシー
- PhotoshopやIllustratorやDreamweaver等のAdobe系ツールの仕様
- デザインをブラウザーに反映させる為の言語(HTML・CSS・出来ればJavaScript・PHPも)
- 人間の心理的なメカニズムや認識の癖
- 色彩の知識と配色のセオリー
- マーケティングの概念
僕は、全ての基礎知識を欠いていました。
そもそも思考のインフラが整っていなかったんですね。
先ずそこから整備しなければならない。
結果。学習速度のタイムラグが生じる。
当時の通っていたスクールでは、出遅れている上に更に出遅れたのは、これが原因だと解釈しています。
Macbookに触れるのも初体験で、仕様や扱い方、ショートカットキーを覚えるのにも時間を費やしたし、タイピングのホームポジションも曖昧な状態で、当然のように入力が遅い。
一気に覚えようとすると、気が遠くなって滅入ってしまうし、焦ってしまう。
前提知識が無ければ、入力にすら至らない情報があります。
腑に落ちないので、流れてしまうんです。
実感が無いと、記憶に引っ掛からないんですよね。
例えば、IT業界では【hoge】と云う単語が扱われます。
これは、何某とか〇〇とか、××のように、意味の無い、不定称の指示代名詞として扱われています。
敢えて抽象的に言う事で、そこに別のものが入る事を前提にしているのです。
従って、よく、説明する時に使われます。
でもそれを知らないと、「この人何ホゲホゲ言ってんだろう。どうしたんだろう。」となってしまいます。
こういった特定の常識や、基礎知識を知らないと、当然躓く数は増えますね。
ただ少なくとも、過去の自分よりは、今の自分の方が着実に前に進んでいると言えます。
つまり、僕のような(既知の総数が不足している)素人は、長い目で気長にやるしかないのです。
この記事を読んでくれている、何某かに向かう素人のあなた!一緒に前提知識を広げましょう!