【頭】よりも【体】を先に鍛えるべき理由は人間の設計が【出力重視】だから
おはようございます。
mikioです。どうも。
映画って見ますか?
僕は、好きです。
映画は人を感動させる事ができます。
これは、映画から受ける事ができる恩恵ですよね。
でも、物事には陰と陽の側面がセットになっているものです。
映画を見ている時、引き換えにして失うものがあります。
それが、身体性です。
そう、映画を見る時、人は、身体を捨てなければならないのです。
脳内シュミレーションとは身体の省略である
「私、失敗しないので」とか実際は無理な話
成功と失敗について、考えてみます。
【失敗】って、別に良いイメージはありませんよね。
誰だって、失敗しなくて済むのであれば、それに越した事はないと、思うものです。
特に、後がない場合。
でも視点を変えれば、失敗ってのは、目的を果たす為には、避けて通れないイベントです。
例えば、躓いてしまったのだとしたら、それは前に進んだからです。
止まってたら、躓かないですからね。
【ここに危ない石があった】って事を、自分で認識する為には、必要な出来事と言えます。
じゃあ、その場所から、次にどう動くか。
失敗によって、それを考える機会、情報(インタラクション)を得る事が出来ます。
「そこに石があるよ」って、人に教える事もできる。
そうやって、仮固定した結論から、次にどう動くべきかを予測して動くようにすると。特定のパターンが見えて来ます。
結果、予測の精度も上がります。
出力(行動)の中でのみ得られる経験値なしに【成長】はない
人が成長する時って、どんな時でしょう?
- 本を読んだ時?
- 学校に行った時?
- YouTubeで有益な情報を見た時?
それは、失敗した時だけなんですよね。
例えば、初めて望む仕事って、どんどん間違えないと、痛い目に遭わないと、中々記憶には残らないものです。
じゃあ、その失敗は、どんなイベントの中にあるのか?
それは、行動した時です。
少なくとも、やってみたら、何がわからないのかがわかります。
つまり、成長は入力ではなく、出力の中にしか無い。
「そんなん、当たり前だわ」って思うけど、できてるかって言えば、できてない事の方が多かったりします。
目的から逆算された行動である限り、失敗した時は、寧ろ喜んでいいくらいの出来事だと言えます。
何故なら、「あぁーこうすればいいのか」みたいな、気付きを得るからです。
それは後々、自分にとって、発展に繋がる部品を得る事でもあります。
勿論、行動しなかったら、失敗する事は無いです。傷つく事も無い。
でも同時に、成長する事も未来永劫、無い。
【無】です、何も無いのです。
だからこの際、失敗をいっその事【成功への伏線】だとでも呼んでしまえれば、もっと積極的に失敗できるのかもしれませんね。
本当の失敗は行動しない事
現代の情報って、調べてるだけで人生終わるくらいの、情報量です。
今だって、次から次へと、新しいコンテンツが生み出されています。
しかも、どれも面白い。
だからこそ、コンテンツに触れるだけで、満足してしまいがちです。
何が言いたいかって言うと、本当の失敗は、【何もしない】って事です。
勿論、目的は失敗する事ではありません。
ですが、やはり目的に肉薄するには、失敗を繰り返して、学習しながら進むしか無いんじゃないかと思います。
何も考えずに失敗するだけなら、それはただの徒労に終わります。
失敗を【成功に向かう為の伏線】に変換する為には、ゴールを定義する必要があります。
未来へのイメージです。
聞き飽きるくらいに有名なセリフですけど、確か、何処かの凄いおじさんも言ってましたよね。
【失敗は成功の元】って。
但しこれは、当人の定義したゴールありきです。
ゴールからの逆算。
これって、漫画に於いても、ビジネスに於いても重要なんだな。
— mikio@漫画家のなり損ない (@mikio_96) 2019年2月25日
自分をまず出力する状態に置いてみないと始まらない
人間が成長する為の基本は
やってみる→失敗する
これを繰り返す事です。所謂、TRY&ERRORです。
大袈裟に書くと
やってみる→失敗する→別のアプローチでやってみる→失敗する→別のアプローチでやってみる→失敗する→別のアプローチでやってみる→失敗する→別のアプローチでやってみる→失敗する→別のアプローチでやってみる→失敗する→別のアプローチでやってみる→失敗する→別のアプローチでやってみる→上手くいく
こんな感じですよね。
これは何をしているのかというと、物事の因果を学んでるって事です。
修正を繰り返す。
かっこよく言えば、PDCAサイクルを回すってヤツです。
PDCAって、別に特別な手法でもなんでもなくて、誰もが当たり前にやってる事を、かっこよく言ってるだけだったりします。
改善。改善。改善。この繰り返しです。
誰だって、改善を繰り返したら、技術の精度と、速度を、上げていくる為の脳内回路が構成されます。
参照記事:華麗なる先輩の【動き】のメカニズム
イラストを描くなんて行為は、まさにそうです。
【描いては消して】を、繰り返しながら、消した線の余韻を残す。
その余韻を手掛かりに、修正した線を描く。
この反復の中に、自分にとって、しっくり来るイメージを探す訳です。
これらは、人間の体が出力重視で設計されているからです。
例えば
- 笑うから楽しくなる
- 布団に入るから眠くなる
これらは人間に、あらかじめ組み込まれた性質なんですよね。
人間のデフォルト設計自体が、そうなってるのだから、それに従った方法を取る方が、賢明です。
とにかく、やってみないと始まらないって話です。
頭を使う為にはその前に体を使う必要がある理由
人間が、頭の中でシュミレーション出来るのは、それをやった事があるからです。
僕はこの本を読んで、シュミレーションとは、身体の省略である。って事を理解しました。
これはつまり、体を使えないと、シュミレーションの精度は落ちる。とも言えますよね。
例えば、ソロバンを使い熟す人は、暗算をする時に、頭の中のソロバンを使います。
これは、物理的なソロバンを使って来たからこそ出来る、身体の省略です。
体が知ってる事じゃないと、脳内のイメージも育まれない。
【体で考える】って事が、【頭で考える】って事の土台を築くのです。
参照記事:速く考える為には【頭の中で考えない】事が重要となる
その観点から言えば、子供は特に、どんどん体を使って然るべきですよね。
失敗すらもメリットに変える方法は発信者側になる事
情報発信はいいです。
失敗すら、ネタの種になるからです。
情報発信の為と思えば、未知の領域に飛び込む理由すら出来ます。
失敗したら、それはそれで表現の一つとしてカウントされるので、それも自分にとって価値になります。
情報発信に携わると、全部連れて行けるんですよ。自分が思い描いている【その先】に。
勿論、このブログだってそうです。
例え、これから取る選択が、失敗する可能性の高い場合であっても、最終的には「コンテンツに出来るからいいや」って思えます。
だからこそ、「やってみよう」って、思えるのです。
最後に、スタジオポノックによる、第一作目のアニメーション映画【メアリと魔女の花】で言及された言葉を紹介して、終わります。
科学と魔法の発展は、数多の失敗の上に成り立っている
失敗もまた結果なり
出典:メアリと魔女の花/ドクター・デイ
あのおじさんは、結果的にアンチテーゼとしてメアリ達を追い詰めようとするけど、言ってる事はとても理にかなっていて好きです。