ワイヤレスイヤホンAVIOT【TE-D01g】を辛口レビューする
おはようございます。
間違って、ほっぺの内側を噛んじゃって、できた血豆を無意識にレロレロしてしまうmikioです。どうも。
最近、完全ワイヤレスイヤホンを新調しました。
が、改めてAnkerのイヤホンが、如何にデザイン的に、そして音質的に、自分にフィットしていたかを思い知る羽目になります。
今回、買ってみたのはAVIOTのTE-D01gです。
冒頭からハッキリ言いますが、AVIOTは、全てが安っぽかったです。
- 商品が収まっている箱
- 音量の最大値が小さい
- 耳に入れた時の違和感
- 低音が軽い
と、不満しかありません。
Zolo Libertyより価格が上なのに、この程度かよと、ガッカリしました。
メーカーの人には申し訳ないですが、ダメなものはダメです。(あくまで主観です)
慣れれば気にならないのかもしれないけど、最初はそんな印象を持ちました。
でも仮に、AnkerのZolo Libertyを最初に使ってなかったら、「こんなもんか」で、終わってたかもしれませんね。
それくらい、Zolo Libertyは優秀だったって事が、浮き彫りになった買い物でした。
今回は、AVIOTのTE-D01gの何がダメかっていう論調になっていますので、AVIOTファンの人は見ないでください。ではスタート。
AVIOTのTE-D01gは音声コンテンツを聞くのに向いてる
ワイヤレスイヤホンは消耗品であるという前提
しばらく、ワイヤレスイヤホンを使ってみて分かったのは、まず前提として、1年〜2年くらいで買い換える消耗品なんだっていう事への認識です。
ワイヤレスイヤホンのバッテリーが、ここ最近、急にヘタり出した。
フル充電しても、30分〜1時間くらいしか保たない。
毎日のように使ってたから、ワイヤレスイヤホンの無い生活など考えられん。
早くニューイヤホン買っとかないと。
— みきお (@mikio_96) December 20, 2019
僕の場合、ワイヤレスイヤホンを使わない日がありません。ヘビーユーザーです。
音楽に、オーディオブックに、YouTube等々、空いた時間があればとにかく耳に突っ込んで、音を流し続けます。
従って、1万円前後(ミドルクラス)の価格帯のイヤホンを買い換えていくのが、現実的だなと判断しました。
そこで、丁度いいポジションに位置していたのが、今回購入したAVIOTだったんですよね。
それと、Anker製のワイヤレスイヤホンしか使った事がなかったので、「他のメーカーの商品を試してみたい」と思ったのも、理由の1つとしてあります。
そういう意味では、この先1年以上、毎日のように付き合っていく相棒としては、AVIOTのTE-D01gは違うなと感じたんですよね。
「違う」と感じた理由は色々あるけど、その中でも1番の理由は、THE NOVEMBERSの曲、Hallelujahが全然グッと来なかったから。ってのが大きいです。
ワイヤレスイヤホンの良し悪しはHallelujahの聴こえ方次第
僕の大好きな、THE NOVEMBERSのHallelujahを聴いたら、「あぁダメだこりゃ」ってのが一発で、わかりました。
音の持つ、重さが足りないんですよね。
以下の記事でも、触れていますが(我ながら意味不明な記事です)
参照記事:低音と濁音に基づく迫力のゴジラポイントについて解説する
低音こそ、迫力の正体な訳です。
その点、Hallelujahイントロの一撃、爆発音の聴こえ方こそが、僕にとってはイヤホンの試金石になっています。
個人的なゴジラポイントが、どう聞こえるかってところが、イヤホンのポテンシャルを測る。
僕は過去に
- バンドのスタジオで爆音のバンドサウンドを聴き続ける
- ライブハウスで爆音のバンドサウンドを聴き続ける
- イヤホンの音量をフルボリュームにしてバンドサウンドを聴き続ける
といった具合に、青春時代は、耳に最悪の環境で育ったので、そこら辺のジジイばりに耳が遠いです。
その上、迫力シンドロームの僕は、気分が乗ってくると、イヤホンのボリュームを最大出力に上げるので、AVIOTのTE-D01gは、その要望にはそぐわない商品でした。
例えば、何か、作業に没頭したい時って、目の前の事だけに焦点を当てる必要があります。
その為には、生活のあれこれを、自分から一旦引き剥がすプロセスを踏まないと、始まりません。
その為には、音楽が必要なんですよね。
目の前の作業に集中する為には、遮断が要るんです。
没入する為の準備を、音楽はアシストしてくれます。
だから必然と、音のボリュームは上がってくるし、Zolo Libertyのサウンドはそれに応えていた商品だと、改めてわかりました。
要するに、高松浩史(敬称略)のベースの音が、かっこよく聴こえれば、僕にとっては優れたイヤホンって事です。
音量の最大値が小さい問題について
最初に聞いた時、音量の最大値が小さいっていう不満があったんですが、PCでペアリングしたら、何故か大きい音が出ました。
で、 Bluetoothの表示が、【TE-D01g_R】【TE-D01g_L】みたいな具合に、RとLの両方出てきます。
【TE-D01g_L】の方でペアリングすると、音量がデカくなって、【TE-D01g_R】の方で接続すると、音量の最大値が小さい。という謎の仕様です。
もし、「音ちっさ」ってなった場合、【TE-D01g_R】の方でペアリングしている可能性があります。
この辺、よくわからないのですが、また何か判明したら追記します。
どっちにしろ、音量が上がっても、Hallelujahを聴いてグッとは来ませんでした。
具体的にTE-D01gが違うなと感じたところ3選
この記事は、AnkerのZolo Libertyに対しての相対的な目線になっています。
何故なら僕は、ワイヤレスイヤホンを沢山持ってるような、イヤホンオタクではありません。
手元にあるワイヤレスイヤホンは、今回AVIOTを合わせて2つ。ベンチマークは、おのずとZolo Libertyになります。
用いる視野が狭いと言われたら、それまでです。その点、ご了承ください。
AVIOT TE-D01gの箱がチープに感じてしまった
で、Zolo Libertyと比較の話をするとですね、商品の箱がチープだったなぁと。
というのも、Zolo Libertyを購入した時の、箱のカッコよさに感動した経緯があるので、その点、AVIOTのTE-D01gが、よりチープだと感じてしまいました。
まぁ、商品そのものの使い心地が良ければ、そんな事は別にいいんですけど、使い心地が全然よくなかったので。
そういった、商品を収めている箱一つとっても、顧客に対する気遣いが反映されるのかもなぁと、受け取ってしまった訳です。
音に重さを感じない
商品のリサーチをしてみると、そこまで悪い評判もないし、デザイン的にも優雅な印象だし、思い切って買ってみた訳です。
が、仮に20〜30秒くらい、商品に触れる機会があったら確実に買ってなかったですね。
気になった服の試着をしてみたら、全然イメージと違う。そんな感じだったので。
先述したように、音に迫力がありません。
ネットで高評価のレビューしてた人、なんなんだろう、気が合いませんね。
まぁそこは、好みなので。長所、短所が、自分にハマるイヤホンを探す旅に出るしかありません。
僕の感覚がおかしいんだよ。となれば、それまでですが、少なくとも、僕にはAVIOTのTE-D01gは合わなかったです。
デザインは優れているけど耳に突っ込んでる感が疲れる
僕が、ワイヤレスイヤホンに求める事の1つに、ハタから見て目立たないっていう理想がありました。
従って、黒っぽくて小型のヤツを探していました。
にもかかわらず、ネイビー×ゴールドっていう血迷った選択をしてしまったのは、色の組み合わせに惹かれたからです。
AVIOT TE-D01g選ぶんだったらネイビーだな。
色がエロい。
— みきお (@mikio_96) December 23, 2019
充電ケースのデザインも、コンパクトだし、ポップで好きだなと思ったんです。
表層的なデザインの面で言えば、Zolo LibertyよりAVIOT TE-D01gの方が好きです。
デザインはいいんですよね。
でも、付け心地と音質の面で言えば、圧倒的にZolo Libertyだったなと。
Zolo Libertyは、耳のくぼみにフィットさせる事で、耳に付けた時のバランスを取っているのですが、AVIOT TE-D01gは耳の穴に突っ込むイメージなので、耳栓っぽい感じです。
つまり、耳の穴に突っ込んでる感が強い。
これは、好みの分かれるところではあります。
慣れの問題もあるのでしょうが、僕の場合は、つけてるだけで疲れる感じがします。
しかも、ワイヤレスイヤホンは長時間使ってる事の方が多いので、疲れるのは困る。
これはもしかしたら、小さいサイズのワイヤレスイヤホンが持つ、宿命なのかもしれません。
AVIOTのTE-D01gつけた後に、Zolo Libertyをつけると、耳にねじ込んでる感じが無くて、楽なんですよ。
AVIOTのTE-D01gは点で固定。Zolo Libertyは面で固定。っていうイメージですね。
そうすると、自分にとっては小型である事よりも、如何にフィット感があるかって事の方が、重視される項目なんだなと、今回、改めて理解しました。
AVIOTのTE-D01gは音声コンテンツを聞くのに向いてる
先述した、Hallelujahの聴こえ方の点で述べたように、AVIOTのTE-D01gは音楽を聴くのには向かないです。
聴いてて、バンドサウンドの荒さが出ないって言うんでしょうか。
立体感がないと言うか、フラットな感じがします。
たぶん、バランスが良い音が好きな人は、TE-D01gは向いていると思われます。
個人的には、全体的に重さが足りないというか、解像度が高いようで、曇ってるというか、聴いてて何故かテンション上がりません。
その点、オーディオブックとか、音声を聞くような用途なら、向いているかもしれません。
バッテリーの持ちも、10時間の連続再生(ケース含めると50時間)に耐えるとの事ですから。
そこは驚異的です。
さて、個人的には今回の件で、「ワイヤレスイヤホンは、Anker製を買っとけばいいのか?」という思考に傾いています。
因みに、Zolo Libertyは現在、生産終了品となっています。
参照記事:【Zolo Liberty】完全ワイヤレスイヤホン初購入レビューと【2つの欠点】意外とインジケーターのランプが便利
それくらい古い商品なので、新しいモデルは少なくとも、Zolo Libertyよりは、音質的にもアップデートされてるんだろうなーといった期待が、自然とかかってしまいます。
例えば、Soundcore Liberty Neo(第2世代)とか。
もうコレ買おうかなと、悩んでいます。
5000円ですからね。コレで、好みの音が聴けるんだったら、すごいなって思います。
参照記事:【第2世代】Soundcore Liberty Neo(ブルーケース)とZolo Libertyの比較レビュー
現時点でのフラグシップモデル、Soundcore Liberty 2 Proも気になるのですが、見た目がごちゃごちゃしてるように見えます。
結局、買って、使ってみない事にはわからないけど、その辺が、なんか嫌だなと。
勿論、色々と、他社製品を試してみればいいんでしょうけどね。
それをしたくないから、悩んでしまうって話です。
今は「コレだ」っていう相棒が1個あれば、それ以上の事は考えたくない。めんどくさい。
んー、こうやって、人は、盲目的にブランド信仰をしていくのかも。そこにも学びが1つ。
いらないものを持っててもしょうがないので、AVIOTのTE-D01gはフリマアプリで売ろうかなぁ。
なんだか、ほぼ、悪口みたいな記事になってしまいましたが、所詮、主観です。
「こんな変な人もいるんだ」くらいの、生温かい目で見てやってくださいませ。
関連記事:Soundcore Liberty 2 Proは低音好きリスナーの最適解!聴いててロックバンドの色気が増すワイヤレスイヤホンだった