頭の回転が遅い人は単にシミュレーション(イメトレ)の数が少ないだけかもしれない
おはようございます。
中学生くらいの時、腰にあるホクロを本気で引き千切ろうとしたけど、無理でした。mikioです。どうも。
「この人、頭の回転が速いなぁ」って人、居ますよね。
あれって、頭の回転が速い人と、速く見える人とに分けられるんだと思ってます。
ハタから見ると、どちらも結果的に、問題に対するリアクションが速くて、的確だって事になります。
実際に頭の回転が速い人ってのは、仮説を立てるのが上手いとか、ロジカルに考える能力が高いだとか、つまるところ、処理速度が速いって事なんだろうけれども、その領域に関しては、よくわかりません。
何故なら、僕は頭の回転が遅いから。
でも、速く見える人であれば、僕も目指せるなと思ったので、今回はそのお話。
イメージトレーニングによって現場力は養われる
頭の回転が【速く見える】って、どういう事なのかっていうと、その人にとっては、その状態が習慣化されてるって事です。
つまり、慣れているって事。
経験値が多い人ってのは、場数を踏んでいるので、脳のデータベースに膨大な手数が収納されています。
だから、想定外の出来事(トラブル)があっても、それすらも想定内にしてしまう事ができます。
何故なら、あらゆるパターンのイメージトレーニングをしているからです。
例えば、5000例を超える心臓外科手術を手掛けて来た、心臓外科医である須磨久喜(敬称略)は、手術の前に必ずイメージトレーニングを行うそうです。
途中で起こりうるトラブルも含めて、初めから終わりまで、全てをイメージする。
この方の、オプションの話が好きだったので、メモったのが以下の文です。
どれだけね。こうなった時はこうとか。こんな時もあるよ。というオプションを、自分の引き出しに持ってるかどうか。何千というオプションが、ある筈なんですよ。
一応イメージを作った時っていうのは、胸を開ける。心臓が出てくる。目的の血管はここにある。はい見えた。切った。繋ぐ。こうやって、はいおしまい。元気になった。
起承転結、3分くらいでザーッと思い描けるようになるんだけれども。
心臓を起こしてみたら、あるはずの血管が見えない。
無いわけないんで。表に出てない。筋肉や脂肪の中に潜ってるかも。でも、それは術前検査ではわかんないわけです。
そこで、ビギナーは焦り狂って、わけわかんなくなる。
じゃあ、こういう風に探してみよう。ああいう風にして探してみよう。今までやった中で、じゃあこの辺にある筈だ。
経験豊富になると、その辺が、当たりが多くなる。
出典:SWITCHインタビュー達人達/井上道義×須磨久喜
あくまで、イメージトレーニングと、現場での失敗を含めた経験の組み合わせによって、手数を増やすって事ですね。
人って、手数が増えると前向きになれるんですよね。
「まだやれる」って思えるような。
鴨頭嘉人の質問に答えられる時と答えられない時の違い
YouTube講演家の鴨頭嘉人(敬称略)って人が居ます。
以下のサムネイルでは、会社を辞めるとかどうとかっていう話ですが、そこは関係なくて。
この動画を見て「あぁ」ってなったのは、1:36の部分での話。
人は、普段から考えていることは答えられるが、普段から考えていない事には即座には答えられない。
というものです。
要するに、普段からやってるか、やってないかの違いとして、頭の回転が速いとか、遅いとかっていう見え方に繋がるだけなんだなと。
西野亮廣のYouTubeで語られる機転が利く人の対応パターン
普段からの習慣の話で言うと、お笑い芸人であるキングコングの西野亮廣も、似たような事を言っています。
劇場で赤ん坊が泣き出すなんて、日常茶飯事で、(中略)当然、赤ちゃんが泣いた時は「これ」っていう手札を持ってるんですよ。
お客さんからすると、機転が利く漫才師だってなるかもしれないけど、漫才師からしたらマニュアルだから、脳みそなんて1ミリも使ってない。
ただ手持ちのカードを切ってるだけ。
先述した、オプション(引き出し)を増やして、そこからカードを切るだけっていう状態に持っていく事。
それが、頭の回転の速さの作り方なんだなと。
これなら、テクニカルな話というよりは、イメトレの数に依存するので、自分にもできるなと思いました。