仕事と育児を応援する【HuGっと!プリキュア】は母性のメタファーで溢れてる

2019年2月22日心のデザイン

プリキュアの映画

と云う女児向けのアニメーションがあります。

2018年はHuGっと!プリキュアと云うシリーズで、どうやら今年で15周年を迎えるようですよ。

プリキュアはひと昔前で言うところの、セーラームーン的な立ち位置のアニメだと捉えています。

妹が居るので、セーラームーンは一緒に見ていました。

故に、なんだかセーラームーンとプリキュアは、アイドルグループのモーニング娘AKB48との関係性のような捉え方をしてしまいます。

これを見て先ず気になったのが、暴力描写が際立っている点です。

セーラームーンと言えば、くるくる回ってピカー!みたいな、ハートを飛ばして相手を倒す描写がメインだったような気がします。(子供心に「なんだこれ」と思いながら見ていた記憶がある)

それ故、直接的な物理攻撃って、特に目立って無かったような気がするんですよね。

片やプリキュアは、まるでドラゴンボールか。と言いたくなる程に、ビシバシ殴ったり蹴ったり跳躍したりしている。

とは言え、そのままぶん殴って、相手をブチのめして終わる訳ではなく、最終的にハート型の飛び道具で相手を浄化させる点は、セーラームーンと類似しています。

そこは女子っぽいと云うか、柔和な解決策に落ち着くんですね。

男の世界観で言えば、北斗神拳を喰らった相手は頭が歪んで「ひでぶ!」って言いながら破裂するし、スペシウム光線を喰らった怪獣は爆発するし、ゴムゴムのバズーカを喰らった海賊は、苦痛に歪んだ表情で血を吐きながら吹き飛ぶ。

しかし、キュアエール(主人公)の「フレ!フレ!ハァァト・フォー・ユゥゥゥ!」を喰らったオシマイダー(負のエネルギーによって生まれるモンスター)は、すんごい嬉しそう。

プリキュアに浄化されたオシマイダーは、漏れなく幸福感の滲み出る表情で「ヤメサセテモライマース」と言いながら、フェードアウトしていく。

僕はこの辺、母性のメタファーなのかなと、勝手に解釈しています。

例えばそれは、ナウシカがキツネリスに噛み付かれた時に、指から血を流しながらも、「怖くない、ほらね、怖くない、ね?怯えていただけなんだよね。うふふ」って優しく言いながら、キツネリスと心を通わせてしまう、彼女の勇気と慈愛のような。

或いは、どんな動物にも「よーしよしよし」って言いながら接近してゆく、ムツゴロウさんのような。

そう考えると、ムツゴロウさんて、父性と云うよりは母性的な性質の強い人なのかも知れませんね。

今回の作品には、抱きしめる事を示唆する、HuGっと!と云うタイトルや、テーマの一つである育児の要素から、より女性らしさが強調された世界観になっているんでないかと思われます。

人間て基本的には、フィジカル的にもメンタル的にも、抱きしめたいし、抱きしめられたい生き物だから、そこにある普遍性が、HuGっと!プリキュアの魅力を構成しているのかも。

そして、オープニングで毎回入るナレーション

「なんでもできる!なんでもなれる!輝く未来を〜抱きしめて!」

と云うコピーを鑑みると、HuGっと!プリキュアに通底するテーマは、仕事育児なのだと思われます。

関連記事:池袋sunshine cityのフレフレワールドに潜入【HuGっと!プリキュア】色紙を買って握手

アンチテーゼは株式会社

プリキュアの、アンチテーゼとして位置する対抗勢力は、クライアス社と云う名の株式会社。

多分、「暗い明日」の隠れミーニングだと思われます。

設定上では未来に存在する大企業であり、毎回未来から過去、つまりプリキュア達の現存する現在へとタイムリープして来る事で、イベントが発生する流れになっています。

HuGっと!プリキュアの世界では、アスパワワトゲパワワと云うエネルギーが存在します。

なんとなく察しが付くかと思いますが、アスパワワは、陰と陽で言えば、陽のエネルギーです。

そして、アスパワワが結晶化したものがミライクリスタルであり、このミライクリスタルの力によって、中学生の女の子がプリキュアとして戦う能力を得る訳です。

さて、このクライアス社なんですが、ミライクリスタルの獲得を、なんと経営理念として掲げているのです。

動機はよく解らないんですが、彼等の目的が、時間を止めて未来を消し去る事にあるらしく、ミライクリスタルはその目的を果たす上で、邪魔なものとして問題視されているようです。

そして、クライアス社の社員は基本的に、一般人の苛立ちや不安等の、鬱屈した感情(トゲパワワ)を探しています。

それを増幅させる事で、マイナス感情の化身として、オシマイダーと称されるモンスターを実体化させるからです。

オシマイダーの召喚(納品)は、変な動き(社員それぞれのスタイルがある模様)と共に唱えられる、「発注!オシマイダー!」と云う詠唱によって召喚(納品)されます。

発注から納品までのリードタイムは僅か数秒です。

余談ですが、プリキュアの公式サイトには、クライアス社の採用情報が掲載されています。

採用情報recruit

どうしよう、未経験募集て書いてある。転職しようかな。

プリキュアの髪型と口紅

この手のアニメーションで、幼児にとって一番の見所は、変身(バンク)シーンじゃないでしょうか。

何らかのアイテムをトリガーに、シュルシュルふわふわピカピカと、自動で変身(武装)していく様は、制約に対する、越境の快楽としての映像になり得る。

因みに娘はエトワールが好き。

キュアエトワール

それと、プリキュアの特徴は、エンディングで披露されるダンスですかね。

毎回、真似して踊ってますね。

それを横で見ている日曜日の朝は、至福の時です。


普通の女子がプリキュアに変身すると、スーパーサイヤ人3みたいに、髪がモサモサ伸びる仕様と云うか、傾向にあります。

疑問なんだけど、あのビジュアルって、子供達は可愛いとか格好良いとか思うのだろうか。

僕はドラゴンボールのスーパーサイヤ人3とか4とか、全然格好良いと思えなかった。

いや、でもよく考えたら、悟空ってデフォルトで変な髪型をしていますよね。

例えば、ファイナルファンタジーの、クラウドの髪型も、格好良いと思っていた記憶があります。

そう考えると、少年少女に向けたものって、奇抜な髪型になる傾向にあるのかも知れない。

恐らく、解り易さから来る、記号的な髪型なんでしょうね。

そして、主人公の髪型を見て真っ先に思い出すのが、ピンポンのペコです。

前髪が短いと活発に見えます。端的に言うと子供っぽい。

感心したんですけど、今回のプリキュアは、変身すると唇が強調されます。

これが不思議な事に、それだけで大人っぽく見えるのです。

口紅の効果ってすごいな。と、改めて思いました。

プリキュアの装飾デザイン

プリキュアの衣服について、考察してみます。

それぞれ、チアガールナースキャビンアテンダントアイドルをモチーフとしたデザインのようで、僕が気になったのは、キャビンアテンダントの首に巻かれたスカーフの意味です。

空港に赴いた際、キャビンアテンダントのファッションを見て毎回思うのが、首のスカーフって何の為にあるんだろう。と云う疑問なんですよね。

正装としてのネクタイ的な意味なのかな。

そこには、どんな歴史的背景があるんだろうと。

折に触れて、その辺のファッション史に興味が湧きました。

後々調べてみると、スカーフは、視覚的な装飾だけでなく、機能的な意味も含まれているようなのです。

例えば、乗客が怪我をして出血した場合、応急処置として傷口を止血するのに有効だった事や、遭難時に発見をされるための旗としての役割、緊急時のはしご代わりにもなるのだとか。

はしごって何だろう?よくわからないけれど、兎に角、緊急時のツールになると云うのは、これぞ正に機能美です。

ちょっと感動してしまいました。

だからこそ、これが印象としての女性的な美しさに繋がって来るんだなと。

女性的と言うとそれは、例えば、子供を護ろうとする生物の雌に共通する、普遍的な気概のような。

或いは、先述したナウシカのような性質の持ち主とも言えます。

今年の4月、「女性の方は土俵から降りてください」というアナウンスがあった相撲のニュースにあったように、そういう時、大抵男は呆然と立ち尽くすだけですね。(勿論、対応としての慣れもあるんでしょうけど)

何故子供は変身したいのか

さて、僕が本題としたいのは此処からなんですが、続きは以下の記事で。

映画【HuGっと!プリキュア】オールスターズメモリーズの考察記事もあります。

参照記事:映画【プリキュアオールスターズ】に見る歴代ヒーロー集合に於ける感動の効果

因みに、プリキュアの過去作品を見るなら【dアニメ】がオススメです!以下の記事も併せてどうぞ!

参照記事:【家で何する?】動画配信サービス【dアニメ】(月額400円)で子供と【プリキュア映画】見放題!

Left Caption
mikio
以上、mikioでした。ありがとうございました。
この記事のURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。