眼科医に聞いた【PCやスマホ】による目の疲れを軽減させる3つの方法
パソコンやスマホの画面を凝視している時間が長くて、仕舞いには激しい頭痛に見舞われる。なんて事はありませんか?
僕の場合、WEBデザインの勉強中は特に、集中しているとぶっ通しで画面を見続けるので、休憩する事も忘れてしまいます。酷い時は吐き気を催す事も。
両目に限らず、体は大事な資産なので労わってあげたい。
でも今は、そんな時間すら惜しい。
そんな時に、見直すべきポイントが3つあります。
- 保温する
- 近距離用のメガネを買う(ブルーライトカットとか要らない)
- ミドリンMを使う
以下は、アイケアの具体的な方法です。
保温する

mikio
眼疲労に悩むようになってから、これがハッキリしない疑問でして。
陸上競技に傾倒していた時代は、トレーニング後に違和感のあった部位をアイシングをして冷やす事で、回復を早めていました。
実際にそれは実感として効果があり、それ以来

mikio
と感じたら直ぐに冷やすようになりました。
従って炎症=冷やす。このメソッドが頭に刻まれているのです。
この観点から見れば、眼疲労に伴うズキズキした頭痛も、眼に炎症が起きている事が原因なのでは?
そんな仮説を立てつつ生きていました。
しかしながら、温かいシャワーを浴びた時の方が、若干痛みが軽減したような感覚もあるんですよね。

mikio
そんな疑問に包囲されたまま、もやもやしていたんですよ。
そこで、目の疲労感や頭痛が限界に達し、眼科医院に足を運んだ時に直接聞いてみました。
結論としては、可能なら温める事と冷やす事を繰り返す方が良いとの事。
これは血管の収縮と拡張の反復により、血流が促進されるからですよね。
疲れ目ってのは、目のピントを調節する毛様体筋。
これが凝り固まってしまう事で発生する現象です。
つまり、筋肉が原因です。
肩凝りみたいなものですね。血行不良に伴う鈍痛。
基本的に体の不調の要因は、大抵が血行不良によるところが大きいです。
これって別に、眼疲労に限らず人体全般に言える話でして、血流が改善されれば血中の栄養素や疲労物質の循環が早まる訳です。
更に、温(副交感神経)と冷(交感神経)を交互に刺激する事で、自律神経が調節されてバランスが整うと。
ただ、「どちらが良いのか」と云う話になると、仮に冷やすだけなのだったとしたら温める方が良い。
との事だったので、眼疲労は温める事が適切な対処方法だったようです。
眼を温める系のアイマスクが普及しているのも、それが理由と言えそうです。
薬局で変えるような市販の使い捨てアイマスクもアリですが、体感的に効果切れが早いんですよね。
従って、レンジで温めるタイプのアイピローが個人的にはオススメです。
僕の場合は、ネックピローを買って、肩に乗せたり目に乗せたりしています。
近距離用のメガネを買う(ブルーライトカットとか要らない)
これ盲点だったのですが、そもそも遠くを見るために視力を合わせたメガネで、近距離を凝視し続けるのはメガネの用途としては誤ってる訳ですよ。
従って、パソコンやスマホ等の画面を見続ける時間が長い人は近距離に特化したメガネを確保すべきです。
これも、眼科医で視力検査して、適切な度数を計測してから処方箋を貰えばOKです。
後はJINSでもZoffでも、好きな所でフレームを選んだら良いでしょう。
メガネ屋さんが言うには、PC作業するなら、フレームはなるべく軽い方が良いって話でした。
従って、僕はデスクワークする時と普段使いではメガネを使い分けています。
因みにブルーライトにする必要はありません。
以下の記事で紹介されていますが
米国眼科学会「ブルーライトは失明させない。PC用メガネも推奨しない」
米国眼科学会が「ブルーライトは目を傷めない」と公言したからです。
これは結局、メガネ屋さんのマーケティングに依る所が大きかったのでしょうね。
ミドリンM
近隣の眼科医院に行って、眼精疲労の旨を伝えると、大抵ミドリンMと云う名の点眼薬を処方されます。(市販では売ってません)
ミドリンMを点眼すると、張り詰めた目の筋肉を強制的に弛緩させる事が出来ます。
そもそも人間の目はカメラのレンズとなる水晶体を、毛様体筋によって縮めたり伸ばしたりしてピントを合わせています。(この水晶体が、老化により固まってくる状態が老眼)
つまり、近くのものを見続ける時、目の筋肉は収縮します。
1日平均8時間とか、パソコンをガン見してた時期の僕の毛様体筋は、収縮しっ放しです。
上記で述べたように、目のピントを調節する毛様体筋に対してミドリンMさんは
「ちょっと固くなりすぎー!どんだけー!」
と言いながら、遠くの景色を見る時と同じような筋肉の状態にしてくれます。
近距離用のメガネを想定した視力検査をする時にも、この点眼薬を使ってから本来の視力を測るような流れでした。
因みに、日中帯に点眼してしまうと視界がぼやけて仕事にならないので、寝る前に点眼するのがベストなタイミングです。朝には結構、楽になっています。
但し、あまりにこのミドリンMに頼りすぎてしまうと、次第に体が慣れて来て、効果が薄くなって来ますので。
此処ぞ。という、切り札的なタイミングでの使用を勧めます。