コミュニケーション能力の高い人の特徴は記憶に収納されている具体エピソードの数が多い
おはようございます。mikioです。どうも。
突然ですが、あなたは【お話】好きな人間でしょうか?
それとも、さほど好きでもないタイプですか?
好きか嫌いかを抜きにするとしたら、人とのコミュニケーションは得意ですか?
或いは、苦手ですか?
以下の記事でも述べたのですが、僕は会話が下手です。好きでもないです。
じゃあ、それはなんでなのかって事を考えた時に、話をするのが下手だから、雑談が好きじゃない。っていう論理があるのは、妥当なところだと思うんですよ。
所謂、ルサンチマン的な含みがあるんだろうなと、自覚しています。
参照記事:ルサンチマンって誰だよ!?
で、コミュニケーション能力が高い人って、共通する特徴があるなぁと感じたので、今回の記事は、コミュニケーションの得て不得手についての、分析記事です。
笑いへの関心の高さは社会性の高さと相関する
僕自身の話ですが、そもそもの性格的に、【人と話をする】っていう行為に、意識を裂く事への優先順位が低いなと、感じています。
その理由はなんなのか、ずっと考えていたら、1つ結論が出ました。
それは、【笑い】です。
僕は、いつからか、笑いに対する優先度が低い事に気付きました。
そこに、原因があるなと思ったんですよ。
僕の場合、【真剣である】って事に、価値を置くタイプの人間です。
そうすると、【笑い】ってところがトレードオフになってしまう。
ただ、最近僕の中で、笑いへの関心度は、社会性の高さと相関する。っていう考え方が芽生えました。
僕が、今まで出会って来た人達の中で、コミュニケーション能力が高いと感じる人は、共通して【笑い】に対する関心が高かったんですよね。
つまり、もう少し「面白い事を言おう」って事に、意識を割けるようになれば、座持ち力みたいなものが上がるのかなぁと。
なんか大人として、そういうの必要だよね。
コミュニケーション能力が高い系の人のメカニズム
社会性の高い人は、そもそも人と話をする事が好きだから、自然と、他者へ話をする事を想定した、エピソードトークが蓄積されていきます。
つまり、以下のような三段論法が、言うには言える。
- STEP1大前提笑いが好きな人は社会性が高い。
- STEP2小前提社会性が高いから、誰かに話をする事を想定したエピソードトークが増える。
- STEP3結論だから、コミュニケーション能力の高い人の話は、面白い。
これが、コミュニケーション能力が高い系の人に通底する、一種のメカニズムなんじゃないかと。
具体的なエピソードトークが多くなると、自然と会話の場数を踏む事も増えます。
そうすると、結果的に、PDCAサイクルを回しまくる事になりますよね。
「今のテンションだと違うか」とか、「間が足りなかったか」とか。
改善しまくると、それに伴って、データベースの情報も溜まりまくるし、一定のパターンみたいなものも見えてくる筈。
自分の話で人を笑わせたっていう、成功体験も比例して増えるから、人とのコミュニケーションに対して億劫になる事もない。
話が面白い(上手い)人は、こう来たら、こう返す。
みたいな関数が、脳内に幾つも有って。
相手のリアクションを感じながら、そこから得る手応えを、常に微調整しているんだと思う。
そういう人だって、話をしなくなれば、感覚は鈍ってくるんだろう。筋肉みたいに。
— みきお (@mikio_96) March 13, 2019
座持ちが弱い人は内向型人間の可能性がある
話をするのが苦手な人は、「誰かにこの話をしよう」っていう目線が、最初から無いです。
故に、具体的なエピソードトークの、引き出しが増えない。
面白い事があっても、その場限りの出来事として消化される。
だから、人との会話の中で、笑いを取りに行くっていう挑戦もしない。
これがコミュニケーション能力が低い人が陥っている、負のスパイラルです。
で、このスパイラルに陥る人ってのは、基本的に内向型人間の特徴でもあると思っています。
内向型人間っていうカテゴリについては、また別の記事でまとめようと考えています。
ここで言いたいのは、要するに、内向型のタイプってのは、人に会うと消耗するんですよ。
最近、Twitterのタイムラインのに、チラチラこの動画が流れてくるんですけど。
Bomboclaat pic.twitter.com/FWloV6rlJr
— Catchorro🐶👑🇷🇴 (@Faraopretiin) February 13, 2020
ここでは、みんなが言う文脈とは、全く別の見方をします。
まず、左の女性が怒ってないと仮定します。(挙動が怒ってる風なので)
そうすると、左の女性は、人に会う事でエネルギーが充電されるタイプって事になります。
つまり、外向型人間です。
かたや、右の男性は、女性が去っていった時に、エネルギーが充電されていますよね。
これが内向型人間の特徴です。
1人にならないと、元気が出ないんですよ。
勿論、これは傾向の話であって、外向60で内向40の人も居れば、外向10で内向90の人も居ます。
「それでも俺は、人と話をするんだ」という覚悟がない限り、内向型人間は、自然と1人でいる状況を作ろうとしてしまう訳です。これは、内向型人間のジレンマですね。
なぜ具体的なエピソードがコミュニケーション能力に必要なのか?
「人と話をするの頑張ろう」とか思い始めた頃から、「具体例を記憶、記録しておく事は大事だな」と、思うようになりました。
何故なら、具体ってのは、他人に何かを説明したり、伝えたりする際に、必ず必要となるファクターだからです。(他人てのは、未来の自分も含めます)
此処での具体ってのは何か。それが今回のテーマである、【例えば】に続く、エピソードトークって事です。
それが【あるあるネタ】である程、相手には伝わりやすくなりますよね。
端的に言うと、具体であればある程、より明確に伝わるって事になります。
さて、具体例ってのは、自身の体験に対する描写なので、その人にしか訪れなかった特殊な出来事だったりします。
それを、その場に居なかった人に伝えようと思ったら、現場のデイティールを明確に憶えておかなければなりません。
「こんな人が居たんだよ」、「こんなことがあって、面白かったんだよ」っていう出来事は、当然ですが、全て主観です。
それがどう面白かったかって事を、何も知らない相手に、説明できなければならない訳です。
記憶力に自信が無いから具体的なエピソードも話せない
僕の場合は昔から、基本的に何かを記憶するインデックスの時点で、物事を抽象化しがちです。
恐らく、感覚派とされるの多くの人は、このプロセスを踏む人なんじゃないかと思われます。
例えば「要は〇〇だな」とする事で、記憶し易い状態に変換して保存しておく。
ルフィの「不思議〇〇だな」みたいな事ですよね。
なんでこうするかっていうと、記憶力のキャパが少ないという自覚があるからです。
数学でいうと、長い数式を経て、結論に辿り着く訳ですが、そこまでのプロセス全部を、記憶しておく自信がないのです。
具体のまま記憶するってのは、バカデカい容量になるって事なので。
そうなると、自然と「とりあえず結論だけ憶えておけばいい」っていう発想になりがちです。
結局、ディティールが四捨五入されてしまっているので、それだと伝えようとした時に、うまく伝わらないんですよね。
そういう人が、改めてやらなきゃいけないのは、情報を圧縮しないで、具体のまま記憶する事に挑戦するって事です。
例えばこれが、お笑い芸人の場合は、具体を具体のままインデックスしている訳です。
寧ろ、より細部を言葉で描写しています。
更に、編集が加わる事により、【面白い】という価値を提供できる。
これはもう、訓練あるのみだと思います。
話し上手だからこそ聞き上手にもなれる
よく、「話し上手は聞き上手」っていうフレーズを散見します。
でも、「どんな人とでも、会話がはずむようになりたい」って思ってる人にとっては、そんな話、一切参考になりませんよね。
そんな答え、求めてないよと。
だってそれ、結局、受け身のスタンスじゃんかと。
実際、相手の話を引き出そうとか、膨らみそうな話題を聞き出そうとしたとします。
でも、場合によっては、いつの間にかそれが、尋問みたいな空気になっているパターンって、あるんですよ。
聞き上手になろうと頑張ってたら、なんか質問ばっかで、他力本願のウザい人。みたいな図式になってる事に気付く訳です。
そういう時ってのは、大抵、相手の返しが「まぁ」とか「そうです」とか、全然膨らみようの無い状況にありがちです。
つまり、相手がすっごい喋るタイプの人でない限り、「話し上手は聞き上手」っていうスタンスは、成立しないって事です。
結局は、自分が如何に話すかって事の方が、重要なんですよ。
聞き上手だから、話し上手なのではなくて、話し上手だから、聞き上手にもなれるっていう。
雑談苦手な人はツイッターで日記を残す事から初めてみては?
じゃあどうやって、話し上手とまでいかずとも、最低限、自分の意見を正確に伝えられるようになるのかって話です。
僕は、Twitterがいいんじゃないかと思っています。
Twitterって、自己分析に使えるんですよ。
その理由は、以下の3つです。
- 140文字の制約
- ツイートを編集できない
- 日付のログが入る
本来、SNSってのは、他人とのコミュニケーションツールの一環として扱われるものではあります。
でも、そこにモチベーションが無い人も居ますよね。
別に日記でいいんですよ。
例えば、「有益な事を!」って言う人は、フォロワーの数を増やすとか、マネタイズするとか、明確な目的があるからです。
必ずしも、【そういう使い方をしなければならない】なんて事は無いので、記憶の拡張装置として使ってみるってのも使い方の一つですよね。
その時、リアルタイムでどう思ってたかってのが残るのは、面白いと思う。
自分のどうでもいい事に対して、ログを取れるんです。
結果的に、誰かがリアクションを返してくれるかもしれないし。
それくらいの緩い感覚で始めてみれば、出力への認知負荷は少ないですよね。
それ故に、とっつき易くもなります。
頭に過ぎった事を、切り取ってみるだけです。
それが重なって来ると、ログを辿った時に、自分でも自覚していないような自分に気付く、手掛かりとなります。
飽くまで、誰か、他者に向けて発信する独り言なので、完全クローズドな日記よりは、張り合いも出るのではないでしょうか?
最終的に、具体的なエピソードを記録するようにしていけば、出来事をどう記憶するかっていう、自分のマインドセットも変わっていくと。そんな計画です。
誰に言うまでも無いような事を、気軽に言語化しておくってのは、雑談を好まないタイプの人こそ、やってみる価値はある筈。
ツイッターの検索で使える【過去ツイートを探す】時に使えるコマンド
ここで1つ、便利なコマンドを紹介します。
これです。
from:ユーザー名 単語
例えば、自分のアカウントで、【子供】という単語を含んだツイートを探そうと思ったら、以下のようなコマンドを、Twitterの検索バーに突っ込みます。
(例)from:@mikio_96 子供
これだけで、僕の過去ツイートの中から、子供という単語が含まれたツイートだけが、一覧で表示されます。
注意点は、ユーザーアカウントの後ろには必ずスペースを入れるようにする事です。
自分の話で相手が笑ってくれた時ってやっぱり嬉しい
先述したように、具体的なエピソードを記憶しておく為には、常に【人に伝えよう】っていう、モチベーションがある事が前提になってきます。
何故なら、「これを言ったら笑ってくれるかな」のような、【目線の緊張】が日常に無いと、いちいちエピソードを憶えておく必要が無いからです。
この意識がないと、出来事の記憶を保持できません。
所謂、ネタとしての意識です。
僕は、このブログを通して、情報を言語化するとか、文章にまとめるといった脳領域が育ったなという自覚があります。
初期の記事とか読んでみると、酷すぎて、見るに堪えないです。
いずれリライトしようと思っています。
それと、ひと段落したらYouTubeもやってみようかと、考えてもいます。
今は無理でも、スラスラ喋れるようになりたいので。
過去の記憶(感情)を引っ張って喋る人は、話の速度が遅くなる。
論理だけで喋る人は早口。
そんな事をひろゆき(敬称略)が言ってました。
僕は話す速度が遅いので、感情なんだろうな。#うまく言えない
— みきお▶︎100冊読書挑戦中 (@mikio_96) 2018年12月6日