育児中で【時間が無い】あなたにこそ【食洗機(パナソニック)】が必要だという話【Panasonic NP-TH1】
未来の時間への投資として購入した食洗機【Panasonic NP-TH1】
ふと気付いたんですよ。1日の内、家事に掛けている時間の総量って、具体的にどの位なんだろうと。
で、現時点で我が家の人間がやらなければならない作業に伴う時間が、大体以下のような概算になっています。
- 洗濯物を干す…約20分
- 洗濯物を畳む…約40約
- 料理…約60分
- 食器を洗う…約30~60分
料理以外は、別の事をしながらの手作業なので、集中すればもう少し短縮出来るんでしょうけど、大体総じて2・3時間は持ってかれます。
今までは、食器を洗う時間は耳からの情報収集の時間に充てていた訳です。(完全ワイヤレスイヤホン、大活躍中です。夜中は特に)
参照記事:【Zolo Liberty】完全ワイヤレスイヤホン初購入レビューと【2つの欠点】意外とインジケーターのランプが便利
しかし、仮に食洗機を導入する事で、聴く事に限定された可処分時間と労力を、何をしても差し支えない可処分時間と労力に変換出来るとして。
仮にこの1時間が、この先解き放たれるとしたら、単純計算365日で、少なくとも365時間フリー。
つまりこの先、1年で最低でも、365時間という貴重なリソースを、約10万円で買えるとするなら安すぎると、今更気付いたんですよ。これもレバレッジだよね?と。
これは駄目だ。食洗機買わなきゃ駄目だ。と思い立った訳です。
何かをしている時は、必ず何かをしていない。
人が何かに集中する時は、それ以外のアテンションを遮断しています。
仮に2つの事を同時に行う事が出来るとしたら、それは決まった作業の時だけです。
例えば僕が家事をしている時に、音楽や、音声のみの情報を聴く時間として過ごすようにしているのは、何も考えなくても手を動かせるタスクだからです。
先述したように、洗濯物を干す。畳む。食器を洗う。等は、休息という位置付けでの家事であり、インプット時間です。
別にノリノリになって食器を洗ってもいいし、スピーカーの話を聞き流してもいい。
そう解釈すれば、家事も苦痛なく出来る。気がする。
(家事とは、「面倒臭い」との戦いです。だからって、放置したら余計に面倒臭くなります。だったら如何に有意義に過ごすか、を考えた方が有益ですよね)
ただ、料理は無理です。段取りを考えるからです。
作り慣れた料理であれば可能でしょうが、子供の立場に立つと、毎日同じものを作る訳にもいかないし。
自分の経験値を上げる為にも、毎回何らかの試みを含めます。
この事から言えるのは、作業以外のマルチタスクなんてできません。という事です。(女性は出来るんですか?僕は女じゃないから解りませんが)
聖徳太子が、10人の声を同時に聴けた。なんて逸話がありますが、だから何なんだよって思います。
それが出来たとして、次に、何に活かせるのでしょうか?
入力が10だったとしても、結局出力は1な訳ですよね。
重要なのは、如何に出力の数を増やすかの方だと思います。
そんな訳で、出力の時間を増やす為にも、食洗機を買う理由が芽生えた訳です。
食洗機市場は現在Panasonic【一強】状態
此処で食洗機に数万円投資する事で、未来の時間を買えると気付いてからは、どんな食洗機が良いのか、電気屋に寄れる機会がある度に、検討がてらヨドバシ、ビックカメラ、ヤマダと訪れてみました。
すると、何故かPanasonicメーカーの食洗機しか置いていないのです。
それは何故なのか?まさかの国内シェア率100%ですか?と気になり、後々調べてみる事に。
食洗機のピークは2003年頃にあったらしく、それは今から約15年も前の事です。
その頃はまだ凡ゆるメーカーが参入していたらしいんですよ。
しかし、2003年以降、縮小していくマーケットでPanasonicだけが生き残った理由が一つあって。
それは、食器を収めるカゴを刷新し続けた事にあるようなのです。
日本の食器の種類は、海外に比べて多様で、和洋中等々と様々な食文化も取り入れた上に、それに合わせた食器を用意しようとする習性を持っている為、比較的食器がガチャガチャと増える傾向にあるそうで。
それ故に、食器を汎用的に収められる構造を構築するのが難しい。
これが食洗機が売れないボトルネックとなっていた。
しかしそれでも尚、この問題に対峙し続けたPanasonicだけが、結果的に生き残っている。
これが卓上の食洗機に於いて、Panasonicのシェア率が高い事の理由なのです。
因みに最終的に僕が選んだモデルは、Panasonic NP-TH1-Tとしました。
キッチンにドーン!我が家にも召喚された食洗機とその恩恵【Panasonic NP-TH1】
そんなこんなで、役者は揃いましたよ!食洗機です!
内部はこんな感じ
忘れちゃいけないアイテムが、それぞれの水栓タイプに適合する分岐水栓です。うちはCB-SS6と云う型番の分岐水栓でした。
実はこれ一つで、9000円近い値段です。結構高い。
仮に引っ越した場合、また新たに購入し直す可能性もあります。
因みに型番が不明の場合、以下のアドレスに、3つアングルの水栓画像を添付して問い合わせると、型番を教えてくれます。
僕の場合、送信したその日に、こんな感じで返信が来ました。
ご連絡ありがとうございます。
対応する分岐水栓品番はCB-SS6(パナソニック据置食器洗い乾燥機用)
となります。よろしくお願い致します。
ナニワサポートセンター
【早速DIY】食洗機取り付け手順
準備する道具は、ドライバーとモーターレンチ。の筈だったんですが、いざ水栓分解に着手すると、外したい部品(カバーナット)がガチガチに固まっていて、根元ごと回転してしまう為、その日は作業中断を余儀なくされる事に。
(本体を回してしまうと、内部のホースが捻れてしまい、水漏れの原因になってしまいます。最悪引き千切れます)
仕方なく、翌日近所のホームセンターに、取扱説明書内で推奨されている五十嵐プライヤーが無いか問い合わせてみると、無いんですよねコレが。
とは言え、兎に角、少しでも早く設置したかったので、またネットで工具を注文して、数日待って、配送される日を意識して。なんてもう待ってられません。
普段、工具が売られている場所なんて意識していなかったもので、他の店舗の心当たりが仕方無く、取り敢えず近所を散策しながら、何処かにそんな店はなかったものかと、探してみる事に。
すると、かなりローカルな工具店が目に入り、「あーそういえばこんな店あったなー」と思い出して、早速行ってみると、凡ゆる工具が所狭しと並んでいました。
そこにも結局、五十嵐プライヤーは置いて無かったのですが、「もうウォーターポンププライヤーでいいや」と、一番口が開きそうなサイズのものを購入しました。(直貼りの値札が、ローカル感を醸してますね)
コイツにタオルを噛ませて、モーターレンチとの組み合わせで、なんとかガチガチの水栓分解に成功。
外れた瞬間はカタルシス。
作業工程
- 水道の元栓を止める
- ドライバーでレバーハンドルを外す
- モーターレンチでカバーナットを外す
- 分岐水栓を実装する
- 元に戻す
作業自体は簡単なんですよ。
食洗機に興味を持つまでは、取り付けに大掛かりな工事が必要になるような先入観を抱いていたんです。
何処かに穴を開けたりと、不可逆的な作業を要するんじゃないかと。
そうすると、賃貸の場合無理なんじゃないかと。
しかし、そんな事もなかったんです。分岐水栓と云う部品を、既存の水道に差し挟むだけ。全然簡単です。分解さえ達成出来れば、別に業者に依頼する程でもないです。
【Panasonic NP-TH1】取り付けの感想
訪問入浴と云う仕事に従事していた経験があったので、水周りの作業は特に臆する事なく進行出来ました。
そういえば昔、品川の古い家にある老朽化した水道があったんですが、繋いだホースに足を引っ掛けて吹っ飛ばした事がありましたね。
めちゃめちゃ焦りました。イタリアのローマにある、トレビの泉に匹敵するような噴水にしてしまったんですよ。
プラスチックの配管が庭にニョキっと出ていて、先端に蛇口がくっついてるような簡素な構成で、強度がプラスチックなので、キットカットみたいに呆気なくパキッと折れました。非常に申し訳ない話です。
食洗機の洗剤の設置場所に困惑
さて、いざ配置してみると、想定はしてたけど圧迫感が凄いですね。
調理スペースの90%を占有する程の迫力。隙間の隙間で野菜を切るしかないのです。
最初に戸惑ったのは、洗剤を設置する場所です。説明書には、枠に入れてください。と記載されています。
ところが枠の下は食洗機の底であり、残菜フィルターに真っ逆さま。と云う有様です。
出典:食器洗い乾燥機 NP-TH1取扱説明書12p
てっきり、洗濯機ように専用の容器があって、そこに洗剤を加えることで、水と混ざりながら洗剤の水が食器を洗うようなイメージを想定していたんですが、どうもそうじゃない。
何回か説明書を読み返しても、やっぱり枠の下に容器は無い。
つまり、食洗機の底に洗剤をばら撒くだけでいい。と云う、悪く言うと雑な仕様になっているようなのです。
だとすると、必ずしも特定の枠に落とす必要も無いと思われます。
実際、起動している食洗機の内部は見えないので、どんな洗い方をしているのかは謎です。
残菜フィルターに洗剤?じゃあ底に水を溜めてジャブジャブやるの?それって汚くないの?と謎は深まるばかりです。
音は、雨の日に家に居る時の外の音に似ています。「サァー・・・」っと。
嫌いじゃないです。
食洗機のメリット
これまで数日使ってみての食洗機のメリットを、3つ挙げてみます。
皿を割らない
手元が狂ったり、洗剤で滑ったりで、特に苛ついてる時は挙動が雑になるので、パリンパリン割るんですよね。(昔、パリンパリンチョリン。って遊びがあったなー)
でも食洗機は割れませんね。高温なので素材によっては変形してしまう可能性もあるようですが、今の所はそれも無いです。
手荒れ回避
冬場は特に、水に触る機会が頻回になると、肌荒れが顕著に表出する時期です。
故に僕の場合は、手荒れ回避の為にグローブしながら洗ってました。
ただ、皮膚感覚が遮断されるので、時間の経ってしまった食器等は、洗い残しがあるのか、よく見ないと気付かなかったりします。
でもそこまで見てる元気も無く、気付かないまま乾かしていると、よく嫁さんに怒られました。
そして、グローブだと余計に手元が滑るので、より一層パリンパリン割れます。
省力化
何故人が洗うよりも、食洗機の方が汚れが落ちると言えるのか。それには2つのポイントがあります。
先ず一つ目は、温度です。
飛距離2mの強さで吹きだす水圧で、最大約80 ℃の高温で洗う事で、油汚れも溶かして落とします。
実際、起動後の後半あたりに本体に触れてみると、じんわりと熱いです。
これによって、内部の温度の高さが容易に想定されます。
二つ目は洗剤です。
手洗いではなく、機械が洗う事を前提に設計されているので、通常の洗剤より強力な成分を扱う事が出来るからです。
従って、普通なら手荒れに直結してしまうような酵素や、漂白剤が含まれています。
以上の理由が、機械でもちゃんと汚れを落としてくれる根拠です。
今回の食洗機導入で、無事、食器洗いの自動化が可能となりました。食器をポイポイ投じるだけなので、だいぶ助かっております。