難しい勉強を簡単にする為の方法!復習とはアウトプットである
おはようございます。mikio(@mikio_96 )です。
早速ですが、あなたにとって、難しいけど会得したい技術や、理解したい概念ってありますか?
例えば、本を読んでいても内容がスンナリ入って来ないとか。
転職したいけど、業界水準に達するくらいの結果が出ない。とか。
それでも、やらなければならない。どうしても身に付けたい技術がある。
そんな時、どうする?って感じですよね。
結論から言います。
それは、繰り返す事です。
「おいおい、なんだよ、そりゃそうだろ!」と思うかもしれませんが、これなんですよ。これでしか無い。
例えば、自転車に乗った経験の無い、子供時代。
自転車に乗れるようになる為に出来る事は、自転車に乗り続ける事です。
最初は、難しかった筈ですよね。
しかし、乗り方を体が憶えてしまえば、何も考えず、ただ普段歩くように、息をするように、自転車に乗れます。
これは、自転車に限りません。
サーファーは波に乗り続けるからこそ、サーファーです。
料理人は料理を作り続けるからこそ、料理人です。
当たり前ですよね。
【知ってる】→【使える】状態にまで移動する方法
知ってる事と、出来る事って、似ているようで全然違うんですよ。
どう違うかっていうと、アクセスする情報が、自分の外側にあるのか、内側にあるのかの違いです。
所謂、知識と知恵の関係性です。
例えば、大抵の人は、かけ算九九って言えますよね。
「2×2=?」
「4!」
みたいな事です。
反射的に答えられるくらいに、無意識のレベルまで、知識が浸透していて、いつでも再現できる状態。
これが、血肉になってるって事。
カンペを見ずに、使える状態。
この【知ってる】っていう状態から、【使える】っていう状態に移動する為に、必要となる手続きが、繰り返す事。
つまり、【復習】なんですよ。
復習=アウトプット
例えば、あなたが学校の授業で、何か教わったとします。
その後、先生から「復習してください」って言われたとしたら、何をしますか?
もう一度、教科書を読み直しますか?
或いは、要点をメモった紙を読み返しますか?
僕だったらそうしてました。
復習=インプットし直すっていう認識があったんですよ。
でもそれって、ちょっとズレてるんですよね。
最近気付いたんですけど、復習って、アウトプットの事だったんですよ。
出力のタイミングで分かんない事が分かる
こんな事って無いですか?
話の流れで、「あ、それ知ってる」って話題になった時に、人に説明しようとしたら、思いの外、よく憶えてないって事に、その時に気付くって事。
でも知ってる。
知ってるのに、説明したいのに、なんだっけ?っていう状態から抜け出せない。
これって、出力しようとしたタイミングで初めて、自分が何処まで憶えてて、何処まで憶えてないかって事を、自覚するって事なんですよ。
そして、自分のインプットが、如何に雑だったかを知るんですよね。
現代は、Google検索っていう、まぁそれは便利なシステムがあって、検索すれば、大体の事は分かるようになってます。
オンラインであれば、すぐにカンニング出来る環境なので、わかった気になってしまうんですよ。
でも実は、表層的な情報を掴んでるだけで、自分で再現できるだけの関数は、構築できてない。
これを自覚する瞬間が、アウトプットしようとした時って訳です。
ラーニングピラミッドの90%
学校のテストなんかも、そうですよね。
点数が高いとか、低いとかっていう、結果自体に焦点を当ててしまいがちですが、テストの目的って、自分が何処まで理解しているのかを、知る機会でもあるんですよ。
逆に言えば、自分が何処を理解していないのか。
その穴が何処にあるのかを、確かめる為にあるものだって事に、改めて最近気付きました。
知識として知ってても、使えなければ意味がないんです。
その点で言うと、教科書を読み返してるだけってのは、インプットのしっ放しになってるって事なんですよね。
何処かに、アウトプットを挟まないと、思い出そうとするタイミングが無いから、知ってるつもりになっちゃうんです。
アウトプットに対するフィードバックを得るからこそ、自分の理解度が見える。
よく、教わるより教える方が勉強になるって言いますよね。
アメリカ国立訓練研究所の、ラーニングピラミッドを根拠にしてみるとですよ。
インプットの学習定着率は5〜10%に対して、人に教えるって行為は、学習定着率が90%だからって事が言えます。
- 講義:5%
- 読書:10%
- 視聴覚:20%
- デモンストレーション:30%
- グループ討論:50%
- 自ら体験する:75%
- 人に教える:90%
で、学習定着率50%以上の、討論、体験、教えるあたりが、アクティブラーニングと定義されています。
やっぱりどれも、出力系ですよね。
誰にでもできる効果的な復習=自問自答
ただ知ってるだけってのは、記憶が体系的に整理されてない状態なんですよ。
点在してる点と点が、線になってない。
情報が脳内で、バラバラに散ってて、繋がってないから穴だらけ。
それを使おうとした時に、記憶と記憶を結ぶ道が途切れてしまうんです。
途切れると言うよりは、構築されていない。
そこでやっと、上手く使えないと気付く。
つまり、その穴を見つける為には、思い出さなければならない状況を、インプットの直後に作り出す必要があるんですよ。
それを1人で、高速に回す方法が【自問自答】です。
一人二役で、とことん自分に聞いてみる。突っ込んでみる。
これで少しは、記憶に定着する筈!是非お試しあれ!