満月に吠え続けて来た【チャットモンチー】の「完結」で「誕生」
2018年6月27日水曜日。昨日ですね。
チャットモンチーのラストアルバム、誕生がリリースされました。
僕はただのファンなので、今回はチャットモンチーに対する、ただのファンレターを綴ります。
チャットモンチーの【ときめき】にある
「赤と赤が混ざり出来る赤ちゃん」
このフレーズ、色での表現が見事です。
赤ってのは僕は、男女の間に生じる「感情」だと解釈しているんですが。
「熱」や「慈愛」や「激情」のような、他者に向かう前向きな気持ちでもあると。https://t.co/MF1g2zNJS2
— みきお▶︎100冊読書挑戦中 (@mikio_96) 2018年12月20日
部屋の整理してたら、若すぎるチャットモンチー発見。 pic.twitter.com/lMgtqqSERB
— みきお (@mikio_96) November 16, 2019
そろそろ変身するぞ
満月に吠えろ この歌を止めるな
出典:満月に吠えろ
チャットモンチー/福岡晃子
そう歌いながら、ドラム脱退の後も、そのまま2人で突き進む事を選んだ。
あのチャットモンチーが今年の夏、事実上の解散(完結)を発表しました。
ジャンプコミックの、ドラゴンボールが終わってしまった時位の空洞感。
こんなに解散(完結)が寂しいバンドってなかなかいないです。
それ位好きだったんですよね。(夢に福岡晃子(敬称略)が登場した事もありました)
最初この発表を知った時は、「あー…」と、なんとも言えない声を吐きながら、椅子に深く座り直しましたよ。
この「あー」と発した感嘆詞は、寂しい感情と、妙な清々しさと、次への期待が入り乱れた「あー」でした。
此処で言う清々しさは、今までのチャットモンチーの活動の変遷を顧みれば、別に不思議ではないし、理解出来るからです。
本人達も、「やりきった」と公言していますので。
そういう意味では、この【完結】という選択も、彼女達にとって、次への【変身】だとも言えますね。
みんなが気にするバンド【チャットモンチー】
僕がチャットモンチーの恐ろしさを最も感じた時期は、やはり2012年です。
2012年の2月1日に、11thシングル満月に吠えろがリリースされました。
これはどういうタイミングかと言うと、2011年9月29日、ドラムの高橋久美子(敬称略)脱退の日から、半年も経たない間隔でリリースされた曲なんです。
「ドラムが居なくなったぞ」「じゃ、あたしが叩く」
そんなスピード感で、今までの3ピースバンドとしての枠組みを変容させ、変身を遂げた新体制チャットモンチーが始動。
ギターにはループステーションを取り入れて、且つ、お互いがドラムに転身する。
と云う大胆な発想を、そのまま成立させてしまう意志と行動力で、ピンチをチャンスに変えてしまいました。
普通だったら、新たなドラマーを検討するとか。ありますよね。
でもそれをしなかった。自分のポジションへのこだわりを一旦捨ててでも、手元にあるもので、チャットモンチーを前に進めようとしたんですよ。
転がり続ける事を止めなかったんです。
そうやって、フレキシブルに楽器を変えながらも、彼女達は此処まで、音楽を続けて来たんですよね。
そろそろかも
遠慮のかたまりを食べて 勇者より先頭を生く
そろそろかも
余計のお世話にはならない シンプル先生こんにちは
いつが今なんだ?
用意されたものが すでに過去だとしたら
変身するぞ
裏切りのサプライズ踊って
変身するぞ
どうせ嫌いになんてなれないだろ?
出典:変身
チャットモンチー 橋本絵莉子
チャットモンチー「変身」Message for Chatmonchy 特設サイト
この頃のチャットモンチーには、例えばゴジラとか、巨大な怪獣に感じるあの、畏怖にも似た感覚を覚えました。
タフだなー格好良いな。と。
2011年は、僕もまだバンドをやっていた時期だったので、リハスタのロビーで話題になっていたのを覚えています。タバコ片手に「え?ドラム辞めちゃうの?!」と。
その時、やっぱりみんなチャットモンチーが好きなんだなーと感じました。
東京ハチミツオーケストラとの出会い
僕が初めてこのバンドを認知する切っ掛けとなった曲は、1stアルバム収録の東京ハチミツオーケストラでした。
宇都宮に住んでいた時期だったので、ベルモールのHMVで視聴した時の事のをよく覚えています。
個人的に、モーリス・ラヴェルの「ボレロ」みたいな曲は好きなんですよね。
米津玄師の「街」とか。何かがゆっくりどっしり進んで行くような。
力強く行進して行くような曲調。厳密には違いますけど、僕の中では近しいイメージです。
それからずっと追いかけ続けたバンドの一つが、チャットモンチーなのです。
フロントマン橋本絵梨子の魅力
この人は、全体像としては可愛い。と云う体裁を纏っているんですけど、内部の芯の部分が実に凛々しい方ですよね。
軸がブレないイメージ。たまに怖いくらいの気迫を感じます。
声も特徴的で、これもまた可愛いんですけど、力強い発生の伸び方に毅然とした気配を感じます。
そして、目力が凄い。目線の印象がとても強く残る人です。
だからこの人は、ただ可愛い。で終わらない格好良さを内包しているのでしょう。
そしてそして、大好きなチャットモンチーの橋本絵莉子(敬称略)が、大好きなtacicaの猪狩翔一(敬称略)と、2010年に結婚した事も衝撃でした。
芸能人カップルがどうとかは、全く興味が無いんですけども、この2人に限っては、どんな会話をするんだろう。とか勝手に想像してしまいます。素敵な2人なのです。
tacicaも、ドラム脱退から現在2人で活動を続けているバンドです。
今後、チャットモンチーと云う、一つのバンドに区切りを付けて、彼女はどうなっていくのか。
橋本絵莉子は現在、4歳の男の子のお母さんやってますからね。そのうち曽我部恵一(敬称略)みたいな唄を歌うようになるのでしょうか。
或いはこれから、元JUDY AND MARYのYUKI(敬称略)みたいになっていくのでしょうか。
両親が、ロックバンドのボーカル同士のサラブレットだから、その子はやっぱり将来、歌をやるのかな。等々、色々と楽しみです。またそのうち、何処かで歌ってくれる日を待っとります。
しかし、ゆったりとした雰囲気を持った人ですね。浮遊感がすごいです。
最後のワンマンライブ
仮にチケット取れなかったとしても、映画館で中継映像が見れます。
詳細は以下。
CHATMONCHY LAST ONEMAN LIVE ~I Love CHATMONCHY~ みんなでライブ・ビューイング
2018年7月4日 (水) 18:30 START
会場:全国各地の映画館
※開場時間は映画館によって異なります。
※大阪府では条例により16歳未満の方で保護者同伴でない場合、終映が19:00を過ぎるためご入場いただけません。予めご了承ください。料金:3,800円(全席指定/税込)
※3歳以上有料/3歳未満で座席が必要な場合は有料となります。