【若者こそ】知っておくべき【資本主義社会】の構造とお金の動き
少し前に、新紙幣のデザインが発表されましたね。
1万円の事を、スラングで【諭吉】って呼んだりしてたものが、【栄一】って呼ばれるようになるんですかね。
なんだか、【令和】の件もそうだけど、時代の境目に居る感じが面白いですよね。

mikio
みたいな。
「だから何」と言えばそれはそうなんだけれど。
ちょっとした、正月みたいな気分になりますね。
余談ですけど、僕は今日から半年以内に本を100冊読む事にしました。
【100冊読書の手順】
1・積ん読本を全て読破
2・更にKindle Unlimited使って片っ端から読む
3・1と2を踏まえた上で必要な本を買い足す
4・自信と云う名のプレゼントを享受する
※読みながら都度、マインドマップにサマリー化する
令和の頭はこれで行きます。
— mikio@漫画家のなり損ない (@mikio_96) 2019年4月30日
さて、今回はお金についての記事です。
人の価値観は極めて主観的なものである
此処で、先ず言っておきたいのが、お金自体に価値はありません。って話なんですよ。
え?価値あるでしょ、イキナリ何言ってんの?バカじゃないの?
そう思いましたか?
此処で言うお金とは、価値と引き換えにする為の【ツール】の事を指します。
お金に価値がある。というのであれば、1万円札を500円玉で買いますので、お申し付けください。
実は、1万円札より、500円玉の方が価値が高いんですよ。
知ってる人は知ってるでしょうが、実は、1万円札の原価って、約20円なんですよね。
お金そのものの価値で言うと、1番価値が高いお金は500円玉です。
原価30円なので。
つまり、1万円札ってのは、誰かが1万円だと思わせてる価値でしかないって事です。
本来、価値基準なんてものは、極めて主観的なものですよね。
例えば、僕はラーメンが好きです。
だから700円くらいのお金と、ラーメンという商品とをトレードします。
でも、ラーメンが嫌いな人にとっては、無価値な訳です。
無料でも食いたくないんです。
郵便ポストに突っ込まれてるチラシくらい要らないんです。邪魔なんです。ウザいんです。
此処で重要な事は、お金は手段であり、目的ではないという事ですね。
何故なら、お金は使った時に価値が生じるからです。使わなければ価値はありません。
お金は便利な価値交換ツールである
昔は物々交換をしてました。
でもそれだと、保存性が悪い。
故に、お金と云う価値交換ツールが生まれました。
例えば、魚屋さんがですよ
「この魚と、あんたの肉とを交換してくんない?」
と提案したとします。
でも此処で、相手が魚嫌いだったとしたら、交換不成立ですよね。
しかも価値は主観的です。
「この肉に対してだったら、魚5匹分の価値だろう」みたいな不安定なやり取りが発生しますよね。
で、そうやって、まごまごしていたら魚は腐ってしまいます。
この保存性の問題を解決し、価値基準としての役割を担う道具、それがお金な訳です。ただの手段ですよね。
で、上記のような価値のトレードを、膨大な数の人数で行われている社会が、資本主義社会。
資本主義の原型は、この物々交換の流れにあります。
手段の自己目的化に陥ると結果に繋がらない
手段と目的の話って、読書にも言える事ですよね。
勿論、趣味なら良いんですよ。
娯楽として本を読むなら、読書それ自体が目的なので、読了すれば目的達成ですから。
例えば、以下の記事でも紹介していますが、元ブルーハーツのボーカル、ヒロト(敬称略)は、バンドを手段としていないです。
参照記事:【変身!】それは子供が押す非日常へのスイッチである/未熟故の背伸び
彼はずーっと同じ事を言っています。「ロックンロールバンドが目指すべき場所は無い」と。
昔買った、GiGSっていうロックマガジンがあるんですが、その中でも「バンドを組んだら、ゴール!」って言ってますね。
その目線が好きで、今でも雑誌のページを引き千切った状態で持ってます。
バンドを組んだら、それでもう目的達成。
そう、それならそれで良いんですよ。
片や読書に関して言うと、果たして自分は、何の為に本を読んでるのか?って話です。
手段と目的の関係がわかっていたとしても、目的の為にやってる事が、いつの間にか手段自体が自己目的化してるんですよね。
所謂、ノウハウコレクターがこれに該当しますね。
これはね、僕がそうだからなんです。自戒で言ってます。
例えば、以下のような仮説を持っていたとします。
プログラミングを使えるようになる為には、特定のパターンを網羅的に捉えていけば、適切にパターンを扱えるようになる筈。
或いは、ビジネスを軌道に乗せたいと考えた時に、世の中にどんなビジネスモデルがあるのか?を捉える必要があると。
その為には
- アルゴリズムの種類を知りたい
- ビジネスモデルの種類を知りたい
こんな動機から、読書が始まりますよね。
で、本を読んでたら、いつの間にか面白くなっちゃって、じゃあこれって?だとするとこれは?
と、想定した軌道から、どんどん横道に逸れて行くんですよ。
これが手段の自己目的化です。
なんでそうなるかっていうと、ゴールの設定が明確でないから。
つまり、本を読む理由を、自覚的に捉えてないと、ゴールからの逆算が出来ないよって事。
ゴールまでの軌道上に、今やってる事が繋がってるのか?
これを問い続けていないと、最短距離で目的地に行けないんです。
だから僕は、やる事が遅いんです。
過去にこんな記事を残してますが、以上の事も原因の1つだと今なら言えます。
参照記事:【学習速度が遅い原因とは?】理解スピードの遅い凡人がその理由を考察
行動ベースでインプットしているなら、情報を使う事を目的としなければ、何も変化は無いですよね。
若者ほど資本主義社会と云う名の【枠】を意識するべき
学生が真っ先に抑えておく必要があるポイントって、2つあると考えています。
それは
- 自分がこれから生きていく社会の構造がどうなっているのか?
- その中で自分はどんなゴールを目指すのか?
です。
僕等が現在生きている社会は、資本主義社会です。
資本主義社会ってのは、端的に言えば、お金が全ての社会です。
お金が無いと、誰も守れない社会です。
逆に言えば、自分次第で何処までも突き抜けられる、露骨な社会です。
この構造を前提に、自分はこれからどうするか?を考える必要があるんですよ。
で、その問いを持つのは、若ければ若い方が良い。
その上で、学校行ったり、行かなかったりを選択すればいいんですよ。
一人の人間が、小学校、中学校、高校と行くのに掛かるお金って、如何程か知ってますか?
授業料の平均額 | |
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小学校6年間 | 193万円 |
中学校3年間 | 141万円 |
高校3年間 | 310万円 |
合計すると、約650万円ですよ。
これだけの投資額に見合う、リターンを得てる自覚ってありますか?
僕は授業中、絵ばっか描いてましたからね。
そんなのわざわざ学校じゃなくても、家でも出来るわって感じですよね。
つまり、何が言いたいかって言うと、明確なゴール(目的)が無いのに、勉強なんて出来る訳が無いんですよ。
何故なら、勉強は目的では無いからです。
「これからの時代はプログラミングが来る!」っていうのは間違いでは無いですが、【プログラミングを使って何を作りたいのか】と云う目線が無いので、プログラミングを覚える事自体が目的化します。
結果、知ってるだけで、出来ない人になってしまう。
【なんの為に勉強するのか?】
此処に筋が通ってないと、勉強する意味なんて無いんですよね。
学生ほど【お金】の事を学ぶべき理由
僕思うんですけど、学生の時にこそ、お金の勉強をすべきなんじゃないかと思うんですよ。
やりたいことが明確にない人なんて、特にそうですよ。
そして、学校はお金の事を全然教えてくれませんね。
身近な所に、お金の事を教えてくれる人が居ないと、それを学ぶ機会なんてありません。
だから、時間的な制約を回避する選択をしようと思ったら、生活水準を極限まで下げた【フリーター】と云う選択肢しか選べない訳ですよね。
資本主義社会と云う、枠の中で生きてる以上はですよ。
自由な時間を獲得して、理想の自分に手を伸ばしたいのなら、フリーターで下積みをするんではなくて、逆説的だけど、先ずお金を稼ぐ事を考えた方がいいって事もあるよね。って、思ったんですよ。
勿論、10代、20代のあなただからこそ、生み出せる作品があるって事も、これまた事実なので。
その大事な時期をね、感性ではなく、お金を稼ぐ事に費やしてしまうのも勿体無いとも思う。
で、絵を描く人や、バンドやる人って、そこに疎いと云うか、興味が向かないんですよね。
上記のヒロトが言うように、絵を描く事、バンドをやる事がゴールだから。
※まだ途中なので追記しますね!